JR松本駅からアルピコ交通 上高地線に乗って新島々駅まで行き、そこから完全予約制のバスで上高地へ向かいます。日帰りなので、券売機で上高地線の往復切符を買って、バスはアルピコ交通のサイトから予約しました。最近はICカード乗車にすっかり慣れていたので、切符の買い方を忘れてしまって、片道切符の払い戻しで駅員さんにお手数掛けました。
松本駅の乗り換え通路にICカードは使えない旨の看板が真ん中に置かれています。これでも、切符を持たずに新島々駅で降りる人が何人かいるようで、1台の精算機に若干の列ができていました。
中はきれいに改装され、外はアニメチックなマスコットがプリントされた車両です。田舎のワンマン車両特有の戸開ボタン付き。昼間だったので、行きの列車は比較的空いていました。帰りは登山帰りの客と大学生で通勤帰りラッシュ並みに激混みでした。
新島々駅でバスに乗り継ぎ、大正池で降ります。3箇所くらいの巨大な水力発電ダムを横目に見ながら、山へ近づいていきます。道路工事で対面通行になっている箇所や大型車のすれ違いが難しい箇所がいくつかあって、その待ち時間で到着は予定より7分くらい遅れました。
ここで降りた人は数人しかいなかったです。公式の観光ガイドでは、ここからバスターミナル方向への1時間の散策が勧められていたのに。
歩いてすぐの所に大正池。砂礫で緩やかな岸ができているので、あまり池らしく見えない。
ツキノワグマの目撃情報が掲示されていました。つい昨日のことです。
林間コースと梓川コースのどっちに進もうか当日まで決まっていませんでしたが、そもそも、梓川コースは大雨で道が失われ、立入禁止になっていました。
この辺は分岐前。全区間が木道というわけではなく、特に大正池から田代橋まではゴツゴツした石や砂礫の区間もあり、舗装路と同じ感覚で歩くと足を傷めると思いました。明神橋や対岸までじっくり散策するなら、トレッキングシューズを履いた方が無難でしょう。
この辺はシラカバが見えて、先までと違う様相が広がっている。
私は幼い頃に親にここへ連れられてきたことがあるらしいけど、残念ながら記憶にない。木道を通った記憶は断片的にあるけど、長野ではこういう散策路がある場所は珍しくないので、それが上高地の記憶かどうかは定かじゃない。戸隠や妙高、軽井沢にも行っているので、そこと記憶がごちゃごちゃになっていると思う。昔のアルバムを見たら思い出すかな。
田代橋。このあたりから川の上流に来た感じがします。
この散策コースを歩いている人は少なかったです。大半の人は河童橋を往復して満足なんですかね。
川に沿ってカーブを曲がると、観光ガイドやテレビでよく見る光景、河童橋が見えてきます。
河童橋では人は多すぎず少なすぎず、観光地としてほどよく賑わっていました。暑さは松本の平地に比べればマシですが、山の夏の暑さという感じです。山なので午後の天気が急変しないか気掛かりでしたが、傘を使う出番はなく、良い天候に恵まれました。行程で各30分くらい時間に余裕を作っていましたが、それで詰め詰めと丁度いいの境目くらいだったので、次回訪れるなら注意したいところです。