松本は高速道路や鉄道で通りがかったことは何度かあるんだけど、市街地を歩いたのは初めてです。こんなところに松本城以外に何があるんだろうと思っていましたが(失礼)、実際訪れてみると、長野市に劣らず観光都市としてピカピカに整備され、観光客や登山客で賑わっています。
500円で買える1日乗車券でタウンスニーカーという周遊バスに乗りました。東コースの博物館前で降りて、そこから歩いて10分以内。
今年から6年がかりで堀まわりの整備工事中です。こちらから入ることもできますが、「本来の登城ルート」として迂回ルートがやたらおすすめされているので、そちらへ歩いてみることに。
太鼓門。こちらから入る人は全然いませんでした。
この正面の通路は電子チケット購入者のみ通行可能です。1日乗車券の割引で紙チケットを買った私は、右の方に回り道しなければなりませんでした。
自然な形そのままの岩を組み合わせて、すき間に小石を詰めたこの感じ。石垣の不安定感よ。今日までどうやって形を保っていられたんだろう。あるいは、継続的な維持管理の賜物か。堀に面している側は形が比較的揃っています。
1階は柱が均等に並び、見渡せます。これで上の4階層を支えているのか。
平城なので他の天守からの眺めに比べると、景色の見晴らしは劣っているけども、それでもマンションの10階くらいの高さでしょうか。これを昔の人はハーネスも付けずによく建てたな。
某政治家が月見酒をやって問題になった場所。月見櫓。この話を連想したのは私ではなく、その場の他の人からですが、この部屋に入って真っ先にそのエピソードを口にされていたことに、クスッときました。