基本的な交通ルールは日本も諸外国もそこまで大きな違いはないので、右側通行(イギリス以外)と標識の違いに気をつけておけば大体は大丈夫なんだけど、オーストリアで手こずったところが2つあった。
交通検問所 (Verkehrskontrollplätze)
EU加盟国間(つまりスイスとリヒテンシュタイン以外)には国境検問所はないが、オーストリアの高速道路(アウトバーン)の途中には数箇所の検問所があって、ここでは抜き打ちで車両検査を行っている。対象になる種類の車両(貨物、普通乗用車)は電光掲示板で示される。これを無視すると70ユーロ以上の罰金が科される。

ゲーム中ではサービスエリアみたいな所に入ってゲートを低速通過するだけでいい。ただ、場所によっては検問所がインターの外にあって、そこまで往復しないといけない。これが初見だと迷う。

GO-Box
オーストリアの高速道路では、3.5トン超のけん引車両とバスは「GO-Box」なるETCのようなデバイスを装備しなければならず、これによって走行距離に基づく通行料が課金される。料金所で通過するゲートも普通の車両と異なる。ゲームで扱う車は基本的に大型けん引車なのでこれに該当し、下の写真では一番右のゲートを通過しなければならない。

こちらは上のモデルとなっているであろう、現地の写真。ゲームのモデルは5年以上前の状態で、最新のストリートビュー写真では標識が電光掲示板になっている。我々にとってキャンピングカーは見慣れないので、アイコンがけん引車を示すものと誤解しやすい。

一般ゲートは車幅ギリギリで通れるには通れるんだけど、ゲートバーは開かないので詰みます。