中央監視設備の展開接続図を見ていたら機器リストに「アナン継電器」というのがあって、「なんだ?阿南ゆかりの何かか?」と思ってググってみたけど何にも出てこなかった。

それと同義と思われる言葉は見つけた。「アナンシエータ」(annunciator)と呼ぶらしい。複数の警報信号を集約してオペレーターに知らせる装置のこと。語句の由来は宗教用語のannunciationと関係あるだろうか。

一口に警報を知らせる装置と言っても、動作を突き詰めると奥が深い。

警報入力信号は瞬時(パルス)か、継続か。警報信号を受けたらベルやブザーを鳴らして該当のランプを点灯させ、オペレーターが音響停止ボタンを押したらベルやブザーは止めてランプの点灯は継続。リセットボタンを押したら復帰した警報のランプを消灯。

私個人的にはこういった装置は故障表示器という名称が聞き慣れている。

表示器 故障表示器 TFUシリーズ | 向陽電気株式会社

今はこれくらいのことはPLCで簡単に実現できるが、マイクロコンピューターが普及していなかった時代にはアナシエーターに特化したリレー装置がよく使われた。プラントや電力設備では従来のリレー装置はまだ需要がある。産業用PLCは高価で電源ユニットなどの保守にも費用がかかる。PLCが廃番になったら新製品に対応する仕様変更のために設計費やプログラムの作成費がかかるし。こういうAC/DC100Vで使える汎用品の方が経済的ではある。


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