ASUS P2B バスクロックとCPU倍率設定ジャンパー

自分用メモ。
倍率ロックがないPentium IIはマザーボード上のジャンパースイッチでCPUクロックをバスクロック (Bus Frequency; FSBクロック) に対する倍率 (CPU Core:Bus Frequency Multiple) によって設定できる。倍率ロックがあるPentium IIIではジャンパースイッチの倍率設定は無視され、CPU本体によって倍率が設定される。バスクロックを変えることはできるが、まれにバスクロックに依存する周辺機器があり、それらが正常に動作しなくなる可能性がある。
Pentium IIはバスクロックの定格が66MHzと100MHzの2種類に分けられる。バス定格100MHz、CPUクロック定格400MHzのCPUを定格動作させるなら、バス100 (MHz) × 倍率4.0 となる
Pentium IIIの型番は「800EB」などで言い表される。これには次のバリエーションがある。(PC Hints:Pentium IIIプロセッサのクロック表記における「A」「B」「E」の意味 - @ITより、時系列順にソート。)
- 「B」:プロセッサ・コアがKatmaiでFSBが133MHz
- 「E」:プロセッサ・コアがCoppermineでFSBが100MHz
- 「EB」:プロセッサ・コアがCoppermineでFSBが133MHz
- 「A」:プロセッサ・コアがTualatin
なお、Tualatinコアは必ずFSBが133MHzなので「AB」は存在しない。
バス定格100MHz、CPUクロック定格800MHzのCPUをバス66MHzで駆動すると、CPUクロックは約533MHzの低速動作になる。