230527 ライザのアトリエ3 (PC) [2]次の世代へ
RPG『ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~』(2023年3月 / ガスト)Steam版をプレイ。
今作のキャラクターが勢ぞろいすると、中々大型なパーティだなぁ。どの場面を切り取っても背景がリアルタイム3Dに見えないほど素晴らしい。1作目からビジュアルやグラフィックが良いと言っていたけど、1や2に比べてもディティールが上がった。
途中、上級の装備を調合するのに必要なクリミネアのレシピが出てこなくて困った。結局はスキルツリーの中にあったんだけど、開放を後回しにしていたスキルの枝分かれした先にあったから気づかなかった。
まあでも、そのおかげで特性からステータスを強化するコツを掴めた。
素材を特性から検索して、同じ特性を持つ素材同士で調合素材を作成しておく。後は、それを組み合わせて装備を作っていく。そうすると、スキル強化の装備ですら武器や防具と同等以上の攻撃力や防御力が付けられる。調合回数はカギの効果で少しは増やせる。終盤になるとアイテムリビルドでいくらでも特性を積み重ねられるので、ジェム(素材)の消費は激しいけど、これでステータスを最大限に上げられる。
まあしかし、ラスボスは全体即死攻撃を持っているので、どれだけステータスを強化しても対策としては不十分。後衛にエリキシル剤などの全体蘇生スキルを持たせておく必要がある。
今作は群島だけだったらすぐ終わると思っていたのに、今作は私が予測していた3倍くらいのボリュームがあった。ファンディスクというか、エクストラステージのような扱いのイメージだったんだけど、フタを開けてみたらしっかりフル1作分のボリュームだった。前作は過去や遺物の話はいっぱい出てきても、錬金術の核心に迫るものじゃなかったけど、今作は錬金術士の過去に区切りを付けて将来に繋げていくという部分が明確にあった。三部作の最後にふさわしい内容ではあるけど、もともと1作完結も想定内だったとは思えない量のバックストーリーが出てきたな。
今作は過去2作に比べてマップ間のシームレスな移動が可能になっていて、オープンワールドとまでは行かないものの、土地を渡り歩いていくという旅のエクスペリエンスが向上している。前回は遺跡とか炭鉱跡とか冒険者以外の人がいないところばかりだったけど、今回は町や集落が点々とあって、大作RPGに比べれば小規模ではあるけどワールド全体で人の営みが感じられる。
そもそも他のアトリエシリーズはやったことないから知らないけど、ストーリーが繋がっているシリーズ三部作の3作目にするにはもったいない出来だな。シリーズの中で一番楽しめるとは思うけど、初見の人にいきなり3をおすすめするのは変な話だし。このノウハウがアトリエシリーズの新作に繋がっていけばいいんじゃない?(2023/05/27完了、No.104)
今作唯一の水着シーン(本来は裸なんだろうけど諸都合により)。あるサブクエの完了時でしか見られないので、謎の達成感があるね。