TVTest & EDCB クイックセットアップ for PX-W3PE Rev.1.3
TVビューワーの再セットアップに困っている私へ送る、TVTest & EDCB クイック セットアップ ガイド フォー PLEX PX-W3PE Rev.1.3。
BDAドライバー
株式会社プレクスのサイトからBDAドライバーをダウンロードする。
→ 株式会社プレクス パソコン・パソコン周辺機器メーカー PLEX
あなたはPX-W3PE(2013年12月購入)を使っているので、ダウンロードすべきはPX-W3PE_ver-1.1.zip
適当な場所に展開してPX-W3PE_ver-1.1.1\Driver\PX_W3PE_BDA\BDA_driver_64(Vista_Win7_Win8)\Install_Driver.bat
を実行する。
あなたは共聴設備とは別置でBS/CSアンテナを使っているので、電源供給をオンにするためにPX-W3PE_ver-1.1.1\Utility\LNB\LNB_ON.reg
を実行する。これはドライバを再インストールする度(Windowsを再インストール・アップグレードする度にも)適用し直す必要がある。
TVTestとEDCB
TVTestとEDCBは元々ソースコードでしか配布されていないが、それらのバイナリを配布しているサイトがあるので、そこからダウンロードする。
→ TS抜き (TVTest+EDCB+α) 環境構築 & ビルド済み配布 | つくみ島だより
32ビット版 (x86) と64ビット版 (x64)のバイナリが含まれている。ここでは64ビット版のみを使用する。
radi-sh版BonDriver
以下からW3PE用のBonDriverをダウンロードする。
- BonDriver_BDA改-20190202
- Releases · radi-sh/BonDriver_BDA · GitHub
BonDriver_BDA-2019-02-02/x64/Release内にあるファイルを使用する。「BonDriver_BDA.dll」を4つコピーしてファイル名を
- BonDriver_PX_W3PE_S0.dll
- BonDriver_PX_W3PE_S1.dll
- BonDriver_PX_W3PE_T0.dll
- BonDriver_PX_W3PE_T1.dll
に変え、TVTestのフォルダーへ配置する(チューナー毎にBonDriver dllファイルを用意する)。
このドライバーをPLEX PX-W3PEで使用するには対応するBDASpecialプラグインが必要。同じリポジトリーにあるファイルを使わせていただく。
- Plex PXシリーズ3波チューナー用プラグイン-20190202
- Releases · radi-sh/BDASpecial-PlexPX · GitHub
(※旧製品のPX-W3PEには適用できますが、現行製品のPX-W3PE4ではIT9135系対応のプラグインを使用する必要があります。)
BDASpecial-PlexPX-2019-02-02/x64/ReleaseにあるPlexPX.dllをファイル名を変えずにTVTestのフォルダーへ配置。BonDriver_PlexPX_S.ini(BS/CS用)とBonDriver_PlexPX_T.ini(地上波用)を先ほど配置したBDAドライバーと同じファイル名にしてTVTestに配置する。
- BonDriver_PlexPX_S.ini → BonDriver_PX_W3PE_S0.ini, BonDriver_PX_W3PE_S1.ini
- BonDriver_PlexPX_T.ini → BonDriver_PX_W3PE_T0.ini, BonDriver_PX_W3PE_T1.ini
地デジ用とBS/CS用で2×2チューナー分、つまり、dllとiniがそれぞれ4つずつとPlexPX.dllが配置される。
- BonDriver_PX_W3PE_S0.dll
- BonDriver_PX_W3PE_S0.ini
- BonDriver_PX_W3PE_S1.dll
- BonDriver_PX_W3PE_S1.ini
- BonDriver_PX_W3PE_T0.dll
- BonDriver_PX_W3PE_T0.ini
- BonDriver_PX_W3PE_T1.dll
- BonDriver_PX_W3PE_T1.ini
スクランブル解除(M2方式)の設定
先ほど配置した4つのiniファイルを開いて、PlexPXセクションの「M2_Dec=NO」を下のように書き換える。
M2_Dec=YES
MPEG-2デコーダーを含むコーデックをインストールする(任意)
Windows 8, 8.1, 10ではDVDビデオ再生機能が有料オプションとなり、MPEG-2デコーダーが付属しなくなった(サポートすると特許絡みでコスト増になるため)。古いバージョンのTVTestを使うには別途LAV Filtersなどのコーデックを入れる必要があったが、現在のTVTestではMPEG-2デコーダーを内蔵しているので必要ない。
あなたは昔からの習慣でCCCP (Combined Community Codec Pack)を使ってLAV Filtersを含むコーデックを一括で入れている。
- Combined-Community-Codec-Pack-64bit-2015-10-18.exe
- CCCP - Combined Community Codec Pack
ただ、このコーデックパックは2015年以来更新されていないので、HEVC (H.265)への対応が不十分だったりと最新の事情を反映していないことに留意する必要がある。
TVTestの初期設定
TVTest.exeを実行して初期設定とチャンネルスキャンを行う。チャンネルスキャンはBonDriver毎に行うので、PX-W3PEでは4つに対して行うことになる。
なお、WinSCard.dllは導入していないが、原理は不明なものの内蔵カードリーダーでB-CASを認識できている。
EDCBの初期設定
- 初期設定
- → xtne6f版EDCBの設定 | EncTools
- TVTestと連携して視聴する方法
- → EDCBの番組表からTVTestを起動する | EncTools
H.264自動エンコーディングのためのバッチファイルを登録
- hb_h264.batとCaption2Ass_C5.7zをダウンロード
- → H.264自動エンコード・字幕埋め込み実行バッチ [ソフトウェア] - Diary on wind
Caption2Ass_C5.7zは適当に展開し、hb_h264.batの中身を適切なパスに書き換える。
HandBrakeとMKVToolNixをインストールする。HandBrake CLIの実行ファイルをHandBrakeのインストール先に入れる。
EDCB自体にはバッチファイルに引数を含むパスを指定できないので、hb_h264.bat呼び出し用のバッチファイルを別に作る。中身は次のようにする。
C:\EDCB_64bit\hb_h264.bat "$FilePath$"
動作設定→録画プリセット設定→録画後実行batに上記の新たに作ったバッチファイルを指定する。
既存の予約や自動予約登録に対しては設定変更が反映されないので、それぞれ開いて「録画設定」の「録画後実行bat」を修正する。
(EOF)