メカニカルキーボード FILCO Majestouch で知られるダイヤテックが4月22日に閉業したと発表した。
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私が15年前に初めて購入したメカニカルキーボードがMajestouchだったので名前に思い出深く感じるが、ブランドが消滅したこと自体は特に惜しく思わないな。
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その当時、PCゲーミングにメカニカルキーボードという発想がなくて、ロジクールやマイクロソフトはメンブレンやパンタグラフのキーボードしか売っていなかった。量販店で入手できた非メンブレンキーボードは、PFUのHHKB、東プレのRealForce、UniCompのIBM式バックスプリングキーボードと、このシリーズくらいだった。これらは四六時中キーボードを相棒とするプログラマーが使うものという認識だった。Cherry MX黒軸と茶軸に加えて赤軸のキーボードが出始めた頃だ。確か、メーカー (Cherry) が出しているスイッチのラインナップには青軸や白軸は既に存在したはずだが、それを使ったキーボードが出回っていなかった。
このシリーズのキーボードは良く言えば手頃な価格でシンプル、堅実な作り、悪く言えば華やかさや面白みに欠ける。Bluetoothに対応したのはかなり後のことでで、技術革新に乏しく、マーケティングも渋かった。
そうは言っても私はMajestouch NINJAを10年くらい使っていたが、メカニカルキーボードのラインナップが豊富な今ではこれにこだわる理由もなく、2022年にEpoMakerの96%キーボードに乗り換えた。Majestouch NINJAは今でも持っているのだが、Majestouch 2シリーズ共通の欠点としてPS/2変換アダプターで使うとキーボードがスリープから復帰したときに反応しなくなるという不具合があり、使い道がなく押し入れの肥やしになっている。
今は数多のメーカーからゲーミングマウスとキーボードが出ていて、カラーやデザインを選びやすい。消費者にとっては助かる。ダイヤテックはその流れについて行けなかった。