Image: 初代DualShock (SCPH-1200) の分解清掃と注油

PCゲームのプレイにずっと使ってきた初代DualShockのアナログスティックが調子悪い。ニュートラルポジションが悪く、スティックを操作していない状態でも少し触れると動いてしまう。スティックの動きもややカスカスしているかもしれない。

一応PS2のDualShock2も常用と予備で2つ持っているんだけども、何でPCゲームには初代DualShockを使っているのかというと、十字キーの浅いストロークや小さい反発力が気に入っている。これは製品の差というより単純に使い古しているからかもしれないが、まあそんな理由で10年以上前からずっと使ってきた。

十字キーもスティックも、今や表面のざらざらがほとんどツルツルになってきているので、部品内部の摩耗も進んでいるのかもしれない。

Image: Sony DualShock SCPH-1200

分解して何とかなる問題か分からんが、とりあえず原因を探ってみる。

初代DualShockは日本製のものはビス留めの箇所が多くて分解が面倒そうだが、私が持っている韓国製のものは、外側のケースを留めているプラスねじ7本を外してしまえば、内部はスティック横の基板を固定するネジが1箇所あるのみ。あとはフラットケーブルと振動用モーターを外し、ケーブルを溝から外しておけば、基板を取り外せる。

ボタンとパッドは石けん水に浸して、歯ブラシで凹みの汚れを取り除いておく。

Image: Sony DualShock SCPH-1200

アナログスティックは接点復活スプレーとミシン油で動きが良くなった。一部の個体やDualShock2以降は軸が樹脂製なので、石油系溶剤を含む潤滑スプレー(CRC 5-56など)は厳禁。これは軸が金属製なので、そういう心配は少ないが、可変抵抗や基板は樹脂製なので吹きつけの際に掛かったり垂れたりすることを考えると、あまり良くない。

こちらの方は鉱油・溶剤不使用の接点復活剤とシリコンオイルスプレーを使っている。私は横着したけども、DualShock2以降や他にも色々なコントローラーのメンテに使う予定があれば、買っておいて損は無い。

スプレーを使って PS コントローラー(デュアルショック エメラルド)をメンテナンスしてみました - awgs Foundry

Image: Sony DualShock SCPH-1200

これでスティックの動きは確かに良くなったのだが、ニュートラルポジションについては改善しなかった。スイッチ内部のバネの弾性力低下とかがあるかもしれない。スイッチそのものを交換するしかないか。一応、交換用パーツを入手する算段は付いているので、中古でコントローラーを買い直すより高く付くが、部品が届いたら交換に挑戦してみようと思う。


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