Image: 200222 さよならSound Blaster Audigy 2

10年以上前に中古で買って使い続けてきたSound Blaster Audigy 2 ZSがとうとう認識しなくなった。別のPCIスロットに挿してもダメ。同じマザボに付けているLANカードは使えているので、このカードに問題があるとみて良いだろう。最近XP機が起動しなくなることがあったのは、このカードのせいかもしれない。

元々はWin98SEに対応する最後のSound Blaster製品として買ったものだった。その時はAthlon XPを積んだマザーボードを使っていて、ハードディスクやDVDドライブはPATA接続。マザーボードにはS/PDIF(デジタル音声)出力は付いていない。グラボもAGPバス世代の古いものなので、当然HDMI出力など無い。CD-DA音源ゲームの音をデジタル出力させるには、このサウンドカードがうってつけだった。OSはWindows 98 SEとWindows 2000をデュアルブートで組んで入れていたが、マザボが煙を上げて壊れたあとは、Athlon 64を積んだ別のマザボに入れ替え、対応ドライバーのないWin98は削除し、XP機になった。

今はPen3で組んだWin98機にSound Blaster AWE64を積んでいる。一応、往年の「Sound Blaster」はまだそこに健在している。デジタル入出力にこだわらなくても、ほどほどの音質が保てれば良いのでは、という妥協が出てきた。XP機ではAudigy 2 ZSを長らく使ってきたが、今回いよいよそれが壊れたと言うことで、カットしていたオンボードの蟹チップを生かすときが来た。

実際の所、XPでサラウンド・多チャンネル再生・EAXを使わないのであれば、オンボードで困ることはない。Sandy Bridgeなど新しめのCPU世代のマザボであれば、音声入出力の系統はそこそこ充実していて、S/PDIF出力もある。HDMIに音声を乗っければ、ケーブルの取り回しが楽になる。マザボが古くてサウンド機能が付いていないとか、サウンドカードで音を奏でることがロマンだということでなければ、サウンドカードにメリットはないと思う。

しかし、USBインターフェイスやLANカードと違って、サウンドカードはそれぞれに個性があって、それに対する思い入れは大きい。そういうものに限って、壊れやすい気がする。YAMAHA YMF744 (DS-XG) チップを積んだAOpen Cobraも亡くなってしまった。今のAWE64はAudigy 2やCobraより数年あとに中古で入手したものだが、こちらが逝く日も近いかもしれない。


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