Image: 200221 VN『はぴねす!2 Sakura Celebration』感想

ビジュアルノベル『はぴねす!2 Sakura Celebration』(ういんどみるOasis / 2019年2月)の感想。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。

2週間くらい掛けてプレイしながら感想を書いてきましたが、結論から言えば、そんなに満足はしていません。期待がちょっと過大でしたね。かと言って、不満が大きく残っているわけでもないのですが…感覚が麻痺してきているかもしれません。


「2」というからには当然前作もあったわけだけど、世界観を共有しているだけで舞台は異なるので、前作未プレイでも問題ない。キャラクターに占い好きとか男の娘とか多少被る属性があって、1作目を知っているとピンと来るものがあるけども、キャラはそんなに被っていないので、1作目のリバイバルというわけでもない。ただ、うぃんどみる作品全体で見れば、似ているキャラは居る。

前作はぴねすについては、私はアニメは見たような見てないような。アニメ化・コンシューマゲーム化されてもちろん存在は知っていたが、キャラクターとデザインが好みじゃなかったので、プレイしたことはない。本作については、正直言って期待度は半々だったので、他の優先度が高いゲームを買った結果、こちらを買うタイミングを逃していた。

感想

パッケージ

ういんどみるといえば特装パッケージ、という私は古い人間だろうか。本作は残念ながら、B5変サイズ箱形の一般的な装丁。付属品はゲームDVD、サポート用シリアルコード入りアンケートハガキ、ダウンロードコード。マニュアルはオンラインマニュアルを参照とのこと。昔のうぃんどみる作品は初回特典がてんこ盛りで、同じ9800円でイラスト集としっかりしたマニュアルが付いていたことを思うと、昨今は寂しくなった。まあ、業界全体がパッケージ省コスト化の方向に向かっているので、そういう流れなんだろうけど。

DVDインストール時の認証は不要。DVDドライブが無い環境向けに、ダウンロードコードを用意していると思われる。

シナリオ

うぃんどみるの作品をプレイするのは『神がかりクロスハート』(7年前)以来だけども、作風は相変わらずだった。息の長いブランドというのは、同じスタッフが関わる以上はシナリオの長さ配分とか恋愛観が大体固まってくる一方で、時には時代に合わせて変化する。しかし、本作についてはそれが変わっていなくて、新作なのに懐かしく思う。それが大衆に受けるかどうかはまた別の話であるが、そこに15年前の作品のナンバリングを付けた影響が含まれているのかもしれない。作品紹介に「全てが新しい、けれど全てが懐かしい」とあるので、これは意図してのことだった。

プレイ1周目は姫川花恋ルートの選択肢のみ選択可能。2周目以降で残りのヒロインのルートが一斉解放され、全ルートクリアでグランドルートが解放される。グランドルートは主人公が本編各ルート(世界線)の全ての体験を知覚し、その上でヒロイン達と協力して課題の根本的な解決を目指していく。要するにトゥルーエンドみたいなものだが、そのシナリオは本編1ルート以上の量で、サブヒロインとのHシーンもある。トゥルーエンドを迎えるための新ルートと言った方がいい。展開に対してシナリオが駆け足気味に感じる場面があり、本来ならそれだけで立派な1ルートとなるところを、押し込んでいる感じはする。そのおかげもあって、長さは総合的に見ればやや長めといったところか。

各ルートにアフターストーリーがある。内容は追加ストーリーと言うより、追加Hシーンと言った方が正しい。シナリオの配分としては、ヒロインと恋仲になった後より、恋仲になるまでの過程が長く、終盤はストーリーがさくさく進むので、いちゃラブは少し物足りなかった印象がある(作中でもメタか微妙な線で触れられている)。今年4月に発売予定のファンディスクは、それを見越して補完するものだろうか。

ストーリーは悪くなかったが、些細なことながら整合性が合わなくて「あれっ?」と思ったところがあった。楓子のエピローグで、両親に挨拶に行ったら説得が大変だろうねというような下りなのだが、そもそも親同士で決めた許嫁ではなかったのかと。まあ、許嫁と言いつつもそれまで個人的な交流が少なかったようなので、家族同士がどういう関係で、主人公側の両親が失踪してからどうなったのか、イマイチ分からんが。

グラフィック

画面解像度はHD (1280x720)。CG枚数は81枚(差分含めず)で標準的。クオリティはバラツキなく良好。背景はがっつり映るようなシーンがあまりないが、雰囲気が重要なシーンの背景はしっかり描かれているように感じた。各ヒロインの部屋の様子も特徴を出して丁寧に描かれている。

プレイする前から、グラフィックがHシーンには合わないと思っていたけども、じっくり見直してみるとそこまで悪くないんじゃないかとも思う。満足か不満で言えば、やはり不満なのだが、そればかりは描き方の好みの問題なので、どうにかなるものではない。

気に入った点を挙げると、楓子のむっちりした体付きが好き。身長が主人公と同じくらいか、それよりもあるんじゃないかと言うくらい結構でかい(167cm)。バストサイズで言えば花恋の方が上なのだが、見た目の印象は楓子の方が目立つ。花恋がアンバランスなモデル体型とすれば、楓子はバランスが取れたモデル体型。

ヒロインの髪型がHシーンの時だけ変わったりするのが好きなんだけども、今作で言えばストレートが売り?の楓子は置くとして、璃乃が変わらなかったのが少し残念かなぁ。逆に花恋は+30ptしたいくらい。ピンク髪か金髪が一番エロいは定石。

ニーソフェチのための情報。花恋は白ニーソ、璃乃は黒ニーソ、楓子はパンスト?、熾月は黒ニーソ。全ヒロインに着衣Hあり。まあ、着衣は学園ものの定番ではある。

システム

システムは自社製CatSystem2ベース。セーブスロットは12個×10ページ、クイックセーブ・ロード9個、オートセーブ9個。セーブスロットの編集は移動・コピー・削除可。バックログジャンプはロードした地点よりある程度前の台詞にジャンプできる。シナリオ再生中、通常の終了とは別に「サスペンド」ボタンから終了することで、次回起動時に直ちにその場面から再開できる。こういう即時中断・再開機能を持っているゲームはまだ少ないが、私としてはバックログジャンプと並んで「2大・便利機能」に入るので、他のゲームも取り入れて欲しい。(2020/02/21完了、No.70)


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