Image: J-3100使用上の注意

殴り書き。誤情報あるかも。今後役に立たないクソ知識。

特に断りがなければ初期型J-3100(B、GT、SL、GT-SX、SGTあたりのラップトップ機)のことです。

ここに注意!J-3100

  • FDDが3.5インチ1.44MBフォーマット非対応(初期型)。データ交換やIBM PC用ソフトのセットアップなど、何かと困る。
  • BIOS (CMOS) の設定を変えるには機種付属のMS-DOSシステムディスク内にあるプログラムを使う必要がある(初期型)。
  • HDDはBIOS ROMで決められたパラメータの容量しか使えない。容量の大きいHDDに換装してフルに使いたければBIOS ROMの改造が必要。なお、後期型はIDEインターフェイスだが、初期型はST-506 (MFM) インターフェイスのため、こちらは代替品を入手することすら困難。
  • 初代DynaBook (J-3100SS) は何かと初期不良・不具合が多かったらしいので、PCに詳しいユーザーによって念入りに整備された個体でない限り手を出すべきじゃない。LCDにはバックライトの問題とビネガーの問題が付きもの。

シリーズの区分け

機種毎に仕様が異なるため明確な区分は難しいが、後期になるほど次のように仕様が変化して扱いやすくなっている。

  • グラフィック : DCGA (Double-scanned CGA) → VGA
  • FDD : 720KB / 1.2MBの2モード → 720KB / 1.2MB / 1.44MBの3モード
  • HDD I/F : ST-506 → IDE
  • 標準OS : J-3100日本語モードのMS-DOS → VGA標準のDOS/V

1993年発表のDynaBook V 486以降はDOS/V機。機種一覧は次のページを参照。

J-3100初代機のみ3.5インチ2DD専用ドライブ。このモデルはJ-3100GT相当(20MB HD、2HD/2DD FD)への有償アップグレードサービスが行われている。他のモデルについても、大容量HDD対応のためのROM交換サービスが行われたことがあるようだ。

DCGA (Double-scanned CGA) とは

初期型J-3100に搭載されていたグラフィックコントローラーで、IBM PCで使われていたCGAの320x200を縦横2倍にした640x400の解像度を持つ。日本語の表示はROMからフォントを読み出してグラフィック画面に描画しているらしい。同じ640x400の解像度を持つPC98とアーキテクチャーの互換性はないが、PC98用モニターに接続してJ-3100の画面を映すことは可能らしい。DCGAはEGA・VGAで追加された画面モードに対応していない。

BIOS (CMOS) の設定を変えるには

後期型は電源オン時にF1またはESCキーでBIOSセットアップメニューにアクセスできる。

初期型の場合、BIOS (CMOS) の設定を変えるには機種付属のMS-DOSシステムディスク内にあるプログラムを使う必要がある。欧米モデル用のものでよければこちらから手に入るTEST3.EXEが使える。ただし、欧米モデルは型番がJ-3100シリーズと一致しない。例えば以下のようになっている。

  • J-3100 (B11, B12) ⇔ T3100
  • J-3100GT ⇔ T3100/20
  • J-3100GX ⇔ T3200
  • J-3100SGT ⇔ T5100
  • J-3100SS ⇔ T1000SE

ハードディスクはあらかじめ決められたCHSパラメータの組み合わせ数種類しか選べない。ROMライターでBIOS ROMを書き換えれば大容量HDも使用できるらしいが、想定される使用用途からそこまでするほど効果があるかというと、うーん。実用性よりロマンっていうなら、まぁ。

Image: J-3100 SETUP3

日英MS-DOS 5.0と東芝版MS-DOS 5.0/Vの違い

日英MS-DOS 5.0は起動時の標準がJ-3100日本語モードで、DOS/Vはソフトウェアエミュレーションにて対応。MS-DOS 5.0/Vは起動時の標準がDOS/Vモードで、J-3100日本語モードはエミュレーションで対応。モードの切り替えはコマンドにて行う。DOS/VモードはVGA搭載モデルでなければ当然使えない。

J-3100のDCGA搭載モデルでIBM PC用英語版DOSやDOS/Vは動作するか

IBM PC用英語版DOSはそのままで動作する。キー入力も表記通りに行える。ただし2HD 1.44MBフォーマットが使えない機種では2DDフォーマットで用意する必要がある。

DOS/Vはそのままでは動作しない。J-3100に対応したフォントドライバとディスプレイドライバがフリーソフトで存在するので、これを使用する。(未検証)

英語版MS-DOSを使わずJ-3100用日本語MS-DOSでIBM PC用英語アプリケーションを使うには

フリーソフトの「CHEJ」を使って画面モードを切り替える。CHEJ /USで英語モード、CHEJ /J3で日本語モード。

CHEJの詳細情報 : Vector ソフトを探す!


橙色プラズマディスプレイは古の技術のにおいがして良いけど、本体がワープロみたいでださい。グレーや黒系の色は落ち着きがあるけど、あんまり好きじゃない。JBMモデル5535やFMR-30LTのデザインなんかは良いね。あとは、ハードにあまり弄くりがいがない。メイン基板に割れか接触不良があるのか、調子も良くない。こりゃダメだ、バラして捨てよう(ぉぃ)


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