211010 VN『俺の恋天使がポンコツすぎてコワ~い。』(2021年) 感想
ビジュアルノベル『俺の恋天使がポンコツすぎてコワ~い。』(Hulotte / 2021年9月)の感想。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。
パッケージ
ピンクのような赤色のパッケージは目立ちますね、アリスソフトほどの派手さはないけど。裏はキャラクター紹介がババンと出ていて、ストーリー説明は小さく書かれている。他はいつも通り。中身はアクティベーションコードとゲームディスクとサントラCD。ライセンス認証はDMMアカウント、ライセンス管理はソフト電池。
シナリオ
メインヒロインが5人+αいるが、一人一人は短め。まあ個々のシーンで取り上げれば、エイルルートの急激な進展とか琳果とのバーチャル○○○とかはシチュエーション的に良いと思った。
しかし、正直、琴離ルートをやるまではストーリーは凡作という思いがあって期待値未満だったんだけど、琴離ルートは私の子の作品に対する評価を一転ポジティブにしました。エイルと離ればなれになった寂しさが逆に二人を近づけたところが、グッときましたね。言い方が悪いけど、見方によってはヒロインの犠牲の上に立っているとも言えるので、こういう展開を持ってきたのは意外。まあでも、最後の最後では主人公が男らしさを見せることができたので、良かったんじゃないでしょうか🙂
現実的な話、男子生徒と女性教師でそういう関係になる話ってあまり聞かないな。逆は実際あって問題になると聞く。主人公が社会人なら十分可能性ありだけど、それをゲームでやるくらいなら、教師より保育士のほうがアリだよね。ね!
どのルートもラブノートは最初のきっかけを与えただけで、ほとんどは主人公の行動と努力(+エイルのサポート)でなるようになっていったところが、むしろ良かった。ラブノートという反則的アイテムが所有者に取るべき行動を逐一示して、所有者はただそれに従うだけだとしたら、つまらなくなりそうだし。あるいは天使的な力が裏で運命を引き寄せているのかもしれないけど、明確な描写がないからどうとも言えるな。エイルルートの最後はかなり怪しいけど🤔
詩の言動が時々明後日の方向に飛んでいるが、今作は前作ほどインパクトのある台詞がなかったことと、サブヒロインのヒロイン成分が足りなかったことが残念ですね。ルート突入前も後も十分活躍しているとは思いますが😏
グラフィック
画面解像度はフルHD (1920x1080)。Hulotteといえばキャラクターデザインの良さ。何と言っても衣装が良い。カワイイ。今作は水着がない分、制服だけで学園とファミレスの2パターン持っている子がいるし、同じ制服でもアレンジが違う。衣装を作りたいが為に、このゲーム作っている説ワンチャンある😆
これを書いている最中に、公式サイトに演出強化パッチがあることに気付いたけど、まそらのCGはこのためだけに追加されたのか。台詞を追加しない範囲での改良とは言え、使い方がもったいねぇ🤭
CGモードの立ち絵をキーで切り替えられる機能、何気に使い勝手が良い。どう使い勝手が良いかって、そりゃ衣装と差分を色々組み合わせながら、その素晴らしい出来を鑑賞するために決まっている😤
システム
エンジンは吉里吉里Zベース。設定は各確認メッセージの省略の他、アイキャッチや画面演出の省略、フォントを6種類から選べる点などが他ではあまり見ない。システムはクイックセーブ9個、セーブスロット9個×10ページ×10サブページ、セーブ移動・コピー・削除操作、バックログジャンプ(ロード・スキップした箇所も使用可)、選択肢ジャンプ。Hシーンは1シーン数パートに分かれていて、回想モードでは途中のパートから開始できる。スクリーンショット保存機能あり(PNGまたはJPEG)。お気に入りボイス保存機能。(2021/10/10完了、No.95)