FreeDOS+RufusでUSBメモリにDOS/V日本語表示環境を構築
FreeDOSとRufusでUSBメモリにDOS/V日本語表示環境を構築してみる。
今まで同じようなネタでDOS起動ドライブを作る記事を書いてきましたが、いずれも製品版DOSを必要とする物でした。すでにFreeDOS/Vなるものを公開されている方がいますが、CDインストールが必要なことと、ライセンスが不明瞭なので、自分でファイルセットを作ってみました。
まず、Rufusを使ってUSBメモリにFreeDOSの起動に必要なデータを書き込みます。
- Rufus - Create bootable USB drives the easy way
- http://rufus.akeo.ie/
Rufusを起動したら、USBメモリデバイスを選択して「ブートディスクを作る」にチェックを入れて「FreeDOS」を選択します。
これでUSBメモリにFreeDOSの英語環境が構築されました。ここに日本語フォント・ディスプレイドライバーなどを追加していきます。
日本語表示に必要なソフトウェアをまとめたものを作りましたのでこちらから入手して下さい。
- CELLA.DAT
- https://radioc.web.fc2.com
上のTrashBoxからFreeDOS 1.1 日本語環境最小ファイルセットをダウンロードして適当な場所に展開します。
PASS:fdsv
USBメモリに既に入っているファイルは削除して、先ほど展開したファイルの中のUSBディレクトリ内のファイル群をUSBメモリに配置します。
このセットにはフォントが含まれていません。別途FONTX2用フォントファイルが必要です。32ビット版Windowsでフォントを作成する方法は同梱のtxtを参照して下さい。インターネット上にもいくつかフリーのフォントファイルが上がっています。
フォントファイルを配置すれば完成です。
DOS/V日本語環境だけでなく英語モードで起動することができるので、BIOS・ファームウェアアップデート等にも使えます。