241120 スーパーマリオブラザーズ (FC) [3] ワールド8超えをやってみたかった
ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』と『テニス』を使った有名な意図的グリッチ(バグらせ技)。実際、日本でどれくらい有名でどれくらいの人が試したか分からないが、私は20年くらい前に地上波テレビで紹介されたのを見たことが記憶に刻まれている(それより前から本で知っていたかもしれない)。日本語版ウィキペディアによれば、『USO!?ジャパン』というテレビ番組の第45回(2002年6月1日放送)で以下のように紹介されたらしい。
闇のゲームソフト スーパーマリオXの謎:人気TVゲーム「スーパーマリオ」に闇のゲームがあった!「スーパーマリオX」!激レアの為入手困難なこのソフトを奇跡的にUSOスタッフがGET!コアなマニアしかPLAYすることのなかったこのゲーム!お楽しみに!(出演:大野・櫻井)
私が見たのはこの番組だったかどうか、さすがに思い出せないな。この紹介の仕方はバグらせ技というより改造品のように聞こえるが、実際フタを開けたらバグらせ技だったという話かもしれない。テレビ番組お得意の誇張表現という奴だ。まあそれはともかく、いつか自分でプレイしてみたかったんだよね~。
ワールド8超えの手順
詳しくは、伝説のスターブロブ2のマリオ1W256攻略を参照。これをやると本体を故障させることがあるらしい。単なる抜き差しだけで壊れるとは思えないから、たぶん、電源を入れたままカセットを抜き差しするときに斜めに入り込んで、違うピン同士が接触したことによる短絡が原因じゃないかと思う。
まず、スーパーマリオブラザーズを起動してタイトル画面を表示させる。
電源を入れたままカセットを抜いて、テニスのカセットを挿す。ゲームが止まってグラフィックがおかしくなる。
リセットすると普通にテニスが起動するので、ゲームを開始する。
サーブ後、かつ、タイトルBGMが鳴り終わってから移動した歩数で、ワールドが決まるらしい。
プレイ中にテニスのカセットを抜いて、スーパーマリオブラザーズのカセットを挿す。
リセットすると普通にスーパーマリオブラザーズが起動するので、コンティニュー(A + Startボタン)でゲームを開始する、
ワールド毎にステージは決まっていて、先のサイトの人が全ワールドを攻略している。
多くは正規のステージの派生(夜背景になったり地下になったり)が多いが、クリアしても同じステージが2~3回続いたかと思えば、いくつかスキップした派生ステージになったりと、ワールドの構成がおかしくなっている。いずれはループ面に入るか、クリア扱いでタイトル画面に戻るか、進行不能に陥る。ただ、ループしても登場するキャラクターやギミックがプレイの度に変わることがあって、このランダム要素が面白い。
まれに、正規には存在しない奇抜なステージが登場するが、これらはステージクリアすることができない。
ワールドE
最初に行けたのはワールドEだった。床がないので、ゲームオーバーするまで落下ミスになる。
ファミコンにはこのバグのような詰みステージを正規に実装した『アトランチスの謎』というゲームがあって~…
ワールド74
見覚えあるステージが何度か繰り返される。ワールド8だな。
74-A面(10面)まではクリアできるが、74-B面まで進むと出現地点が天井になり、タイマーのカウントが始まらないまま移動できず進行不能。
ワールドB
入る度に出現キャラが若干変わるステージ。地形は地下だが、ステージ構成は3-4。
今回は壁にジャンプ台が埋まっているが、この辺りは毎回変わる。池と溶岩が同じグラフィックだったことに気付かされる。何回かプレイしたらクッパの火は登場したことがあったが、クッパに会うことはなかった。
斧を取った先にちょうどノコノコが出現し、踏んづける。
誰もいない中で”Thank you Mario!“のメッセージが表示され、その間にノコノコが復活。
ノコノコがマリオに接触して、ダメージのSEが再生されるとともに停止する。
SEの再生が終わると、マリオはこの体勢のままノコノコが通過して、終わり。先には進めず、Bボタンを押すとタイトルへ戻る。
ここまで奥が深い裏技ってあんまりないから、こんなのが見つかったら、そりゃ雑誌なり口伝の流布なりで広く知れ渡るわな。