歴代PlayStationとかWindowsの起動画面とかは動画でよく上がっていてたまに見ると懐かしく感じる。でもPCの起動画面って、私がまだWin98機を使う機会があることも影響しているんだろうけど、あまり懐かしさを感じない。特にIBM PCクローンが90年代から現在まであまり変わっていないことが考えられるかもしれない。
1980年代後半から1990年代前半
1980年代前半はまだ色んなアーキテクチャーのコンピューターが群雄割拠していた時代であり、一つに絞ることは難しい。IBM PCシリーズでは1983年に発売されたPC/XTからPOST (Power-On Self Test) のメモリーテストで画面左上にカウント xxx KB OK を表示するようになった。日本のPC-98も1986年に発売されたPC-9801VXあたりからカウントを表示するようになった。それ以前は何も表示されなかった。

1988年頃のPC-98から特定のキーを押していると動作モードを表示する隠し機能が追加された。

しかし、PC-98をリアルタイムで使っていない私にとってはこれらは全然馴染みがない。初めて触ったコンピューターがワープロで、後からWindowsを触った私としては、こちらの動画の方が懐かしさを感じる。
電源を入れてすぐメニューが立ち上がることはワープロ専用機の強みだった。PCのハードウェアは日本製であってもBASICもMS-DOSも海外かぶれだから、特に日本人にとっては取っ付きにくかっただろう。この影響か、PC-98ではMS-DOS 3.1からメーカー独自の機能としてメニュー機能が加わった。
1990年代
PC/AT互換BIOSが普及し、BIOSがPhoenix (Award) と American Megatrends の2大メーカーのどちらかであることが多かったから、次のような英語の画面をよく見るようになった。エネルギースターのロゴはカスタムフォント文字を組み合わせてグラフィックに見せかけている。

こちらは2000年に入る直前のBIOS。

2000年代
POST中はテキスト画面の代わりにメーカーロゴなどのグラフィックを表示することが多くなり、多彩になった。


今は無きAOpenのしゃべるマザーボードは当時の最先端を行っていたというか、時代を先取りしすぎた感がある。

2010年代
シンプルにPCベンダーのロゴだけを表示することが多くなった。特にWindows 7のUEFIやWindows 8の高速ブートが実装された影響が大きい。これらのOSでは従来のAT互換BIOSが不要になったため、PhoenixやAMI以外のBIOSメーカーも増えた。

従来のBIOSを持つ機種で診断画面を表示するように設定を変更すると、1990年代から変わらないテキスト画面を見ることができる。

2020年代はUEFIへの一本化と高速ブートで完全に消滅?
