部品固定用の接着剤が基板を侵食する? [Roland SC]
今月19日、VOGONSにRoland SC-55mkIIでコンデンサーを固定している接着剤が基板を侵食しているという報告が上がった。単にコンデンサーの液漏れによる侵食ではという指摘もあったが、投稿者は別の修理動画で同様に接着剤が基板を侵食したとみられる症状を挙げた。
基板のパターンを侵食したとみられる接着剤は、不透明な茶色になっているのが特徴だと述べている。近くに高温になる部品があり、温度が接着剤の成分に影響を与えたのではないかと述べている。
私のSC-88 Proでは3つの大型コンデンサーに接着剤が使われているが、色は半透明の茶色で基板を侵食している様子はない。念のため、そのうちの1つのコンデンサーを外して接着剤をカッターナイフで剥がしてみたが、パターンやコーティングは剥がれることなく接着剤だけをきれいに剥がすことができた。
今すぐ問題を起こしそうな様子はないが、定期的に内部点検する必要があるだろう。
それよりむしろ、コンデンサーに液漏れの跡を見つけてしまったことの方が大問題だ。
こうなってしまうとはんだを剥がすのに苦労する。はんだを溶かしたときの電解液独特の臭いも強烈だ。ただ、基板のパターンは無事のようなので、これ以上被害が出ないうちに手持ちのコンデンサーと交換しておく。