241229 STG『シスターズロワイヤル』(2020年)をプレイ
縦スクロールSTG『シスターズロワイヤル 5姉妹に嫌がらせを受けて困っています』(2020年 / アルファ・システム)PS4版をプレイ。
グラディウスの他の人のプレイ動画を見たけども、3面以降をクリアするのは私にはやっぱり無理!まだ縦のツインビーの方が伸びしろはある。しかし、今日は気分転換でこれを初プレイします。
本作は同じメーカーが開発した『式神の城』の影響をもろに受けている。といっても、私は商業STGの知識が乏しく名前しか存じ上げない。式神の城の1作目は2001年稼働開始だそうだ。2002年8月にリリースされた同人ゲーム『東方紅魔郷』がこれにかなり類似している。ステージ前後やボス前に挿入されるストーリーパート、敵弾に接近し続けて敵を撃破した時に出現するアイテムを取得することで点を稼ぐポイントシステム、アイテム収集での段階的なパワーアップなど。大きな違いは、東方紅魔郷のほうが世界観がゆるくて操作が単純なことだ。『同人ゲームマニアックス2』(2002年、キルタイムコミュニケーション)という本には東方紅魔郷のプレイレビューがあり、そこでレビュアーは式神の城を「はっきり言って幻滅した。それは紛れもなくゲーセンで筆者が捨てたジャンルであるシューティングだった。ただ自機を殺すことしか考えていない。」と酷評している。そんなことあって、私は名前を知っててもまだプレイしたことがない。
本作はラノベのようなタイトルからしてカジュアル路線なのは明らかだろう。ストーリーがなんやかんやという感じだが、唯一の男性キャラクターは主人公でもプレイヤブルでもなく、ハーレムとは違う気がする。ボイスはなし。
オプション画面。縦画面プレイに対応。
プレイ可能なキャラクターは5人。下の画面はパッケージ版特典の追加コンテンツ『OZ』を入れているので6人出ている。
3方向ショットが使い易そうなセルマを選んだ。セルマは、見た目は清純っぽいがドSで、5人の中では一番厄介がられている、悪女に一番近い女だ。ただし、姉妹の中で1人だけ苦手な相手がいる。
うわっ、俯瞰型の2.5次元シューティングだ…トラウマが想起されて一瞬なえた。
本作のジャンルは弾幕シューティングとのことだけど、難易度はかなり低い。弾の密度はぎっしりという程じゃないし、不意打ち気味に高速で飛んでくる弾もほとんどない。東方でEasyをノーコンクリアできる腕前があれば、このゲームのNormalは簡単にクリアできそうだ。実際のところ、得点システムをガン無視してクリア狙いで進めれば難しくない。コンティニューはスコアがリセットされるだけで、回数は無制限。
各キャラ毎に特徴を持ったメインウェポンとサブウェポンの攻撃方法がある。弾に接近するとメインウェポンのショットが強化される。標準状態だと威力は低いので、初心者でも意識して弾をかすっていくことになる。
敵や弾に接近しながら敵を倒すと得点が倍増する。サブウェポンを使って近接で倒せば得点の倍率がさらに増える。これを意識して動くだけで初心者でも見違えるほどにスコアが伸びる。本作のうま味はここにある。
少数ながら地形トラップがいくつかある。初見だとイライラさせられるが、攻略方法を見いだせればこれ程度のトラップは何てことない。むしろ、いい点の稼ぎどころになる。
ラスボスの弾幕でこの程度。簡単でしょう?(残りライフ1だが…)
まだ最後まで到達していないんだけども、下はスコアリングを意識する前と、意識した後のリザルト画面。
サブウェポンを使いながら弾をかすっていく。これを意識するだけで得点が倍増し、驚くほどにスコアが伸びる。他のゲームに比べると、派手な爆発エフェクトがあったりザコ敵をなぎ倒したりという破壊の爽快感はあまりないんだけど、得点倍率の表示が虹色になってスコアがどんどん伸びるのが楽しい。クリアすることよりも弾をかすって得点することに楽しみを見いだしやすい作りだと思った。
とりあえず、ある程度スコアリングしながら、ノーコンクリアできるまでは頑張りたい。