VMware Player上のWinXP上のVirtual PCでWin3.1を動かす
仮想マシンの中で仮想マシンを動かす(ネスト)という禁断(?)の技を試してみました。
まず、VMWare Workstation 12 PlayerにWindows XPの仮想マシンをセットアップします。そこに、Microsoft Virtual PC 2007 SP1をインストールします。
ホストのvmware Playerで作成した仮想マシンの設定を開き、「プロセッサ」から「Intel VT-x/EPTまたはAMD-V/RVIを仮想化」にチェックを入れます。こうすることでゲストでハードウェア仮想化(VT-d)がサポートされるようになります。Virtual PCはソフト仮想化もサポートしているのでVT-dは必須ではありませんが、こうするとパフォーマンスが体感できるレベルでだいぶ改善します。
Win3.1をインストールする前にDOSをセットアップする必要があります。今回はDOS J5.0/Vを用意しました。
VMwareではDOSインストール完了後の起動でEMM386組み込み時にフリーズしますが、VirtualPCでは正常に動作します。ただ、EMM386はWin3.1の動作に必須ではありませんし、パフォーマンスが落ちるので、外しておきましょう。
難なくWin3.1起動。256色化も問題なし。
もうすぐWindows 95日本語版発売から20周年、Windows 3.0英語版発売から25周年ということで、3.0からXPまでの歴代のWindowsをWindows 10上で動かしてみました。
本気で集める気はなかったのに、気がつけばコレクターばりに歴代バージョンのWindowsを抱えていました。Win2000はディスクもイメージも手元になかったのでこれで勘弁して下さい。
似たようなことを最近アスキーさんがやっていますね。
- ASCII.jp:トラブル頻発! Windows 3.1まで全10OSを同時起動した結末はいかに!? (1⁄3)|大人の夏休み自由研究 - http://ascii.jp/elem/000/001/038/1038546/