180112 ACTAVG『夜廻』 [2]クリア感想
ここ数日、4年前の第1話から録画してきたプリパラの見返し・録り溜め消化にはまってしまって、ゲームも仕事もブログも捗らないのですが。放置していると思われても仕方あるまい。
夜廻がアクションゲームというジャンルに疑問があったが、実際やってみると反射的な瞬時判断や操作、思考や勘が求められる、大人向け難易度のアクションゲーだった。そういう場面ばかりではないのだが、いわゆる難所はアクションゲーが苦手な人にとっては越えられない壁になるかもしれない。
まあ基本的には腕試しよりも肝試し要素が濃い。ゲーム本編の大半もキーアイテムの探索や目的地への移動が主になる。道中のこの敵はここまでなら近づいても逃げられるとか、このアイテムで対処するといいとか、どんな即死トラップがあるのかなど、そういう攻略が掴めるまでは精神がすり減る思いがする。
ダイジェスト
学校でのアイテム探索では排水口に骨があることに気づかず、かなり手間取った。
田んぼのイベントが3大難所の一つ。吐き出し攻撃の回避がむずい。
死者を弔う心温まるシーンなのだが、画面の暗さと背後の人に気を取られてそれどころでもない。
個人的に苦労したのは商店街の各所を回るイベント。白いモンスターのような敵は見つかると逃れるのが困難。赤の世界ではモンスターが出てこないが、一部通行不可の場所があるので、各所にある電話ボックスで表の世界と赤の世界を行き来して中心部に近づけるルートを探さなくてはならない。
この次の章にある、ピンクのお化けの突進回避が3大難所の一つであることに異論はあるまい。
遭遇したバグ
このゲームはちょいちょいバグがある。バグ怖い。
- 商店街の裏世界(赤の世界)にて神社に向かう途中で花子さんと遭遇し、画面がバグってフリーズ。
- 化け猫イベントの子猫に魚を与えてフリーズ。
- 鳥居の黒い手が待ち構える場面で何度もリトライしているうちにSEが鳴らなくなり、そのままラスボスを撃破した後のスタッフロールが流れるところでフリーズ。
ラスボス戦へ
最後の難所。最初の黒い手は踏み出しに躊躇すると道を塞がれて詰む。特攻しつつ片側にうまく誘導させて回避し、次の祠にたどり着くまでは追跡する敵を左右に振りながら、歩きと走りを切り替えてスタミナを維持させた。次の黒い手は手前の祠までおびき寄せて消滅させられるので簡単。
ラスボスはスタミナ維持のコツを掴んでいれば思ったより楽勝。スタッフロールが流れるところでフリーズしたので2回挑戦していますが、ノーミスで倒せました。
エンディング
このゲーム、ブラクラ的要素が多くて心臓にきついが、ラストの出血シーンも少しこたえる。
謎の機械パーツを集めるとラジオが完成する。ラジオではゲーム内BGMを聞くことができる。と言っても商店街の裏世界とスタッフロールの2種類しかないので、BGMを流しても部屋の雰囲気は賑やかになるどころか、冷える一方なのだが。
パズルの欠片を完成させるとマップの完全版を見ることができるようになる。総じてかわいい絵なのだが、所々にモンスターが。。。
収集物を全部集めるところまではやる気が出なかった。
感想 (No.41)
主人公は小さな女の子で、その女の子の視点でストーリーが展開される。絵本のようなタッチのグラフィックで女の子の絵日記上の物語かのように演出する。また、メイン画面はステータス表示等ゲーム感を出すような表示を廃し、ギリギリまで暗くすることで、恐怖と隣り合わせの暗闇世界に没入することができる。一部の場面を除きBGMはなく、聞こえるのは自然の音、周りの物音、異物・異形が出す音、自分の鼓動の音だけ。視覚と聴覚へのアプローチはばっちり。
ゲームプレイとしては、後半になるほどアクションゲームの要素が入ってくるので、この辺りは人によって向き不向きがあるだろう。ゲーム性を楽しめる余裕がある人にとってはいいが、アクションが苦手な人にとっては恐怖を体感する余裕がなく、やり直しを強いられることに苛立つかもしれない。このゲームに限らず、万人から良い評価を得ることは難しい。私としては☆4つ(まあまあ良い)を付けたい。(2018/01/13完了)