240524 KCGコンピュータミュージアム [京都] パソコン編 (2 of 2)
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トップの写真は初代PC-9801。モニターは Character Display と書かれているのでモノクロモニターでしょうか。PC-98は他にVM, LV, NV(RXは別室?)が展示されています。80年代後半のパソコンに関しては現役で使っていたという案内人から、「一太郎は重くて、P1.EXE(ピーワンエグゼ)というワープロソフトがあってそっちの方が使い易くて好きでしたね。」とか、興味深い話を色々聞きました。
富士通のパソコン第1弾、FM-8。隣は東芝のJ-3100初代機でしょうか。
Altair 8800のクローン、IMSAI 8080。オリジナルのトグルスイッチに比べ圧倒的に使い易そうなレバースイッチ。ごつい外付け8インチFDD付き。当時のアメリカ製コンピューターとは、かなりレアですね。隣にNECのTK-80や東芝の箱入りEX-80があります。日本でワンボードマイコンがちょっとしたブームになった頃です。
ワンボードマイコンのTK-80Eを完成品コンピューターとして仕立てたCOMPO BS/80。右のフタをめくったらテンキーが見えるはずです(多分触れると思いますが、一応案内人に確認をとって下さい)。
一説では日本初の完成品マイコンといわれる、日立ベーシックマスター。隣にPC-8001やMZ-80Kもあり、日本の初期8ビット御三家が揃っています。
海外のパソコンは2代目くらいのiMacやMacintosh SEがあるだけで、そこまで揃っていないです。
ソードM343。8086を搭載したオフィスパソコンです。右に沖電気if800が見切れています。ソードは16ビットの潮流に乗れないまま没落しましたが、8ビットオフィスパソコンでは沖電気if800と並ぶ人気があったメーカーです。しかし、今の大半の人はこれを見てもそんな事知らず素通りするでしょう。
PC-9801LV。FM TOWNSやらdynabookやら、この辺は80年代後半のパソコンが並びます。
KCGコンピュータミュージアムのパンフレットをもらいました。30ページ弱で展示機の機種説明と写真が掲載されています。
用意がいいですね!ここはミュージアムといっても学校運営の片手間でやっている感じだったので、まさかそんなものがあるとは思いませんでした。横長のちゃんとした冊子になっていて、本来なら写真集として800円以上で売られるべきものです。
ハードウェアの展示のみでしたが、システム/360などの実物を目の前にする機会なんてまず他に有り得ないので、貴重な体験ができました。本当に来て良かったと思いました。