201221 VN『竜姫ぐーたらいふ』(2020年) 感想
ビジュアルノベル『竜姫ぐーたらいふ』(Whirlpool / 2020年10月)の感想。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。
…HOOKの新作『ゆびさきコネクション』か。まだサイトをざっくりとしか見てないけど、コンセプトは従来から踏襲しながらも、ヒロインが完全に今までの同ブランドと一線を画していますね。今思い出すと、前作のどっちのiでのヒロインの容姿も若干リアルに寄ってきているとは思ったが、今作はさらに舵を切っている感じ。
黒髪、茶髪ヒロインって色物がある中で見てしまうと地味に見えるけども、その方が等身大で実感がわいて、体感型純愛系としては逆に良いことに、最近気が付いた。戯画のキスシリーズは割とキャラが立っているけども、根幹は変わっていないだろうなと思う。数年前に2作くらいやって置き去りにしていたけども、アイキス2見てたらなんか気になってきたわ。
で、『ゆびさきコネクション』の方は動向が読めないんだけど、フタを開けたらやっぱりHOOKだ、ってなるんだろうな。
『竜姫ぐーたらいふ』感想
パッケージ
透明のDVDトールケースにディスク1枚とシリアルキーが記載されたポストカードが入っている。マニュアルはトールケースのジャケット内面に印刷されている。起動認証は初回時のみシリアルキー入力による。
シナリオ
ストーリーも何も、山あり谷ありの大きな変動は序盤だけで、それ以降はもう竜娘とただ平凡な日常生活を過ごすだけ、というのはタイトルの時点でも察しが付く。
ハルは最初から主人公にベッタリでいつでもウェルカムな状態。いちゃラブの甘さを極めている。経験はないが知識だけは竜族の知恵を引き継いでいるので、あらゆることに興味津々。鈴夏は主人公が好きなんだけども素直になれず、それ以上にひも男の主人公を面倒見ている自分に満足してしまっている。そんな状況ではあったが、ある出来事を機に恋を自覚して恥ずかしがるところに人間らしさがある。
Hシーンとかは見た目通りなので、もうこちらからは何も言うことはない。
グラフィック
画面解像度はフルHD (1920x1080)。CG枚数は25枚(差分含めず)+SD絵8枚。
キャラデザや原画がD.C.シリーズやてんぷれを手がけていた人と知って驚いたけども、画風はむしろpiecesとかティアスティラ辺りを引き継いでいるものだと感じた。この辺のむっちり感と髪のボリューム感が特にめっちゃ好きなんだけど、Whirlpoolの作品って基本的にいちゃラブメインじゃなくて何かしらのテーマを入れたストーリー重視だったから、趣向と合わないと思って手を付けなかった。
なので、今作は私にとってうってつけだったんだけど、いざ体感してみるとやっぱり何か刺激が欲しくなるな。
システム
セーブスロット10個×15ページ + クイックセーブ5個 + 選択肢自動セーブ10個 + アイキャッチ自動セーブ10個、バックログジャンプ(ロードした地点より前のシーンへジャンプ可)。セーブにはコピーや移動、削除、ロック、コメント編集機能もあり、平均的なゲームに比べてかなり高機能。(2020/12/21完了、No.80)