211103 VN『けもの道☆ガーリッシュスクエア』(2021年) 感想
ビジュアルノベル『けもの道☆ガーリッシュスクエア』(Whirlpool / 2021年10月)の感想。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。
パッケージ
DVDトールケースにゲームディスク1枚、サポートシリアルキーDLCカード、Lycee Overtureプロモカード(皇はねる)。
シナリオ
メインヒロインは2人。ルート分岐無し。長さはフルプライス作品のメインヒロイン1人分弱くらい。正直ストーリーはどうでも良かったので、特に後半は流し読みで、結末がどうなったか覚えてない。
表紙と価格からメインヒロインが2人というのは分かっていた。4人組の中から1人と付き合うというのはあまり想像つかなかったのでどんな展開になるか期待していたが、ルート分岐ではなく3Pに進むとは思わなかった。
天寅は家庭事情から人形のように振る舞っていたことあって、感情表現や自己主張が乏しく、従順でおとなしい小動物のようなイメージ。いかにも二次元特有のキャラクターという感じがするので、私的には好みじゃないが、天寅がふと自分の欲望に忠実になって心の内をさらけ出す所はカワイイ。
はねるは主人公のかねてよりの推しアイドルであり、主人公は距離感をわきまえているので、はねるから踏み込まれて複雑な心境を抱えることになる。「念願のアイドルと付き合うんだ。妄想の通りにやらせてもらうぜふへへ」みたいなエロマンガのテンプレ(偏見)と真逆のスタンス。当然はねるはその扱いに不満を持つ。さすがにキス未遂の場面は主人公が鈍感としか言いようが無いが、最初のHシーンで互いの心持ちが不一致の上での行為は絶妙だった。
フラグが立たなかった残り2人に関してはせっかくキャラデザや未回収の設定がある?ので、ファンディスクなどでルートが追加される可能性は高いと思うが、それほど期待していない。でもいざ出てみたら買うのかもしれない。
グラフィック
画面解像度はフルHD (1920x1080)。CG枚数は少ないが、白もち桜氏の絵は通常シーンもHシーンも好きだ。技術的に上手いとかきれいと言うよりは、なんかクセになる。
システム
エンジンはYU-RIS。設定は各確認メッセージの省略の他、システムはクイックセーブ5個、選択肢自動セーブ10個、アイキャッチ自動セーブ10個、セーブスロット10個×15ページ、セーブ移動・コピー・削除操作、バックログジャンプ(ロード・スキップした箇所も使用可)。お気に入りボイス保存機能。(2021/11/03完了、No.96)