掲示板の情報というのは断片的でガセ情報も多いなので収集が難しいが、時に有用な情報が手に入ることもある。先日の件を調べようと古いネットの書き込みを読んでいたところ、日本IBM版Windows 3.1にはデバッグ版のDLLファイルが混入しているとの情報を見つけた。

今までそんなの気にしなかったから知らなかったけど、調べてみたところ、確かに1つのDLLファイルがデバッグ版であることを確認できた。MMSYSTEM.DLLというファイルだ。

左:リテール版、右:デバッグ版
Image: MMSYSTEM.DLL Retail Image: MMSYSTEM.DLL Debug

このデバッグ版のファイルは、マイクロソフトのWindows 3.1 SDKに含まれているDOS/V用デバッグDLLとバージョン情報リソースの言語(SDKの方は日本語、IBM版の方は米国英語)以外は同一だった。何か真新しい物が見つかるかと期待したけど、残念。

通常、デバッグ版のファイルに置き換えているとデバッグメッセージやトレース用のプログラムがある分パフォーマンスが低下するが、今回のファイルに関してはたった5KBの違いだから、パフォーマンスにはそれほど影響が出なかったのだろう(ループ処理が入ってくると別問題だが)。


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