Image: 140710 VN ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった [1]神無ノーマルエンド

2014年4月に発売されたPS3用ADV『ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。』をプレイ。神無ルートノーマルエンドまで。

どんなゲーム?(ゲーム紹介)

文章を読み進めて、ところどころで選択肢を選択する、いわゆるビジュアルノベル。

ストーリーあらすじ

愛と絆と憎悪のサイコサスペンス。前半は甘々な学園ラブコメ、後半は憎悪入り乱れるサスペンス。

共通パート

共通パートは主人公 如月優也と3人のヒロインが所属する同好会が文化祭イベントを乗り越え、町おこしのゆるキャラ計画が進むまでだが、各ヒロインとの出会いなど過去の話にも触れていくので、やや長かった。共通パートと個別パートの長さの割合は4:1くらいか。

まあ会話や行動には色々つっこみたいところはあるが、ラノベみたいなもんだから深くは気にしない方がいいか。基本的にはヒロイン達と甘々な掛け合いを通じて日常生活(?)を過ごしていくが、ところどころで愛が重すぎる発言が唐突に出てきて、ゾッとさせられるw

ゆるキャラ計画はヒロイン達との依存度を緩めるきっかけになるはずだったが、優也が他の女性とかかわっていくうちにヒロイン達との溝が深まっていく。だんだん、ヒロイン達の優也に対する依存度が異常であることが、明らかになっていく。ただ、単純に愛が重いというだけでなく、何か別の原因もありそうだ。

ヒロイン達よりもゆるキャラ計画関係者との関わりが増えてくる場面では、それまでに比べて雰囲気の異様さも相まって、プレイしているこちら側もモヤモヤしてくる。仕事よりもヒロインを大切にしてやれよと言いたくなるが、優也にとっては依存度を緩めるいい機会でもある。3人との関係をうやむやにするよりは、誰かヒロイン1人をきっぱり決めて、他の2人には諦めてもらうか。でも後の展開からすると、ここで付き合うヒロインを決めたところで殺し合いが繰り広げられる可能性もある。とにかく、ヒロイン達を置き去りにしてしまったことが悪い方に向かうきっかけになったことは確かだろう。

優柔不断エンド

文化祭までの選択肢で特定のヒロインを選ばないと迎えるエンド。文化祭の催しが失敗し、さらにとある事件をきっかけに3人とも疎遠になって終わり。「とある事件」についてはこのルートでは詳しくは触れていない。どうにも理不尽なエンドだけど、まあ優柔不断はいかんよ、と言うことで納得しておくか。

神無ルート

えーと、個人的には金髪ちっぱい娘が一番グッとくるんだけど、黒髪ロングも捨てがたい。しかも3人の中で一番胸が小さい。( ゚∀゚)o彡°ちっぱい!ちっぱい!

クールビューティーなのに時々動揺したり自分に素直になったりするところがイイ!かわいい!

ゆるキャラマスコット いざえもん がゆるキャラ町おこし企画の関係者(というか優也の恋人候補?)を殺傷した事件の後から神無の行方がわからなくなる。ある日、優也は帰宅する途中に誰かにストーカーされていることに気がつく。家に入ってからそっと振り返ると、そこには電柱の影に身を潜めて包丁を手に持った神無が。コワイヨコワイヨ。

まあネタバレをすると、このストーカー行為は優也を脅かすためではなく、優也と人との接触を監視するためでもなく、優也を殺人犯から守るため、つまり優也を想っての行動だったのだけど。なぜこうなってしまったのか。神無の思惑だけでなく何者かに操られているようにも見えるが。

ある日、陽佳が生徒会から様々な不正行為の疑いをかけられ、自殺しようとする。佐優理が生徒会に嘘を吹き込んだことは明らかだが、なぜそんなことをしたのか、優也は佐優理の考えが理解できない。この時点では陽佳が一番まともそうに見えるんだがなぁ。もう3人とも関係は最悪で、常識・秩序のリミッターがなくなりかけていて、いつ事件が起きてもおかしくない雰囲気だ。

バッドエンド 生徒会皆殺し

陽佳が生徒会メンバーの面々を残虐なほどに殺害し、その現場に入ってしまった優也も陽佳に殺害されてデッドエンド。このブログでゲーム発売前には「殺害エンドあるかもー」とのんきなことを書いていたが、それどころじゃない凄惨なエンドだった。School Daysなんて目じゃない。やってくれるねぇ日本一ソフトウェア。

バッドエンド 偽物は消えろ

夜の学校に向かう神無を止めるために説得しようとして、神無に殺されるエンド。まあ一部の人にとってはそれもご褒美です。

バッドエンド そして誰もいなくなった

夜の教室で佐優理と陽佳が殺害されていて、体育館へ向かうと神無が殺害されている。そこで いざえもん に追い詰められて殺害されるエンド。この選択肢と展開、だんだんTYPEMOONのゲームっぽくなってきた。神無が首をつっているCGがあったけど、不謹慎にも綺麗と思ってしまった。

神無ノーマルエンド 私を追いかけてきて

優也と神無だけが生き残り、神無は反省と粛正のため町を離れ、優也は引き続き学校に通うことになる。うーん、なんとコメントしたらいいのやら。これまでの流れを考えれば、まあそうなるべき終わり方か。生徒会は大して悪いことをしたわけでもないのに、一番悲惨な目に遭っている。この線だと九条さんルートはなさそうだな、残念。

グッドエンドもありそうだが、選択肢を一通り試したけどたどり着けなかった。他のルートをたどってからまた探ってみよう。

まだストーリー・真相がわかっていないのでコメントしづらいが、ゲーム全般について語ると、思っていた以上にガチなサスペンスだった。こうも殺伐とした展開になるとは思わなかった。ゲーム後半では土着信仰に揺さぶられたり学校内で殺人鬼に追いかけ回されたりと、月姫やひぐらしを連想させた。種明かしの部分ではヒロイン達の素性が明らかになるわけだが、まあみんな病んでる病んでる。ヤンデレはやっぱりこうじゃなきゃ。

次は佐優理さんルートを攻略する予定。

ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。
クリエーター情報なし
日本一ソフトウェア

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