210827 VN『うちの主は妖怪の常識を知らない』(2021年) 感想
ビジュアルノベル『うちの主は妖怪の常識を知らない』(あざらしそふと+1 / 2021年1月)の感想。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。
パッケージ
DVDトールケースにゲームディスク1枚とペラ1枚。起動認証は無し。シュリンクの外側にネクストンの製品保証シールが貼ってある。
シナリオ
メインヒロインは主人の娘 あいる と執事の先輩 風薫 の2人だけなので、途中で二者択一となるルート分岐があるわけだが、あいるが好意を隠していることは明らかなので、あいるを選ばないのはすごく罪悪感がある。
あいるは天邪鬼の妖怪で、主人公に対して好意を持っていながら素直になれず、お嬢様でもあるから気丈に振る舞ったりするんだけど、構ってあげないとそれはそれで拗ねてしまう。子ども扱いされることを嫌っているが、嬉しいことがあると露骨に表情や態度に出るところが子どもっぽい。恥ずかしがりながら甘えようとするところがカワイイ。もうほんと、抱っこしてなでなでしたくなる可愛さってこういうことなんだな、うん。
18禁ゲームなのでいずれはHシーンがあるんだけども、あいるに関してはそんなのなくてもお腹いっぱいになれる。台詞と立ち絵・表情との組み合わせが好き。想像以上に良かった。
風薫はあいるとは色んな意味で真逆の魅力を持っていて、作品としてバランスを保っている。ただ、サキュバスでメイドって、結構ありふれた属性だからなあ。Hシーンのおっぱい目当てだったらありかもしれない。
グラフィック
画面解像度はHD (1280x720)。CG枚数は32枚。
シナリオの所にも書いたが、台詞と表情の組み合わせが好き。特にあいるの驚き、焦り、不安、不満、照れ隠し、気丈、安心、笑顔と、感情によってコロコロ変わる表情が良い。添い寝のCGの月明かりが逆光になって輪郭が輝いてみる表現は良かった。
背景のクオリティは良好。
システム
ゲームエンジンはcs2。セーブスロット9個×10ページ、クイックセーブ、セーブ移動・コピー・削除操作、バックログジャンプ(ロード・スキップした箇所も使用可)。(2021/08/27完了、No.91)