Image: 210528 VN『ゆびさきコネクション』(2021年) 感想

ビジュアルノベル『ゆびさきコネクション』(HOOKSOFT / 2021年4月)の感想。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。

HOOKの次の新作、ヒロイン全員が幼なじみということ自体はノベルでは珍しくないシチュだけども、それを表立って売り出していくやり方はあまり見ないかも。詳細は今日発表されましたが、システムを見るに会話の選択が鍵になっているようです。コミュニケーション重視の傾向は最近のHOOK、SMEEや今作 ゆびさきコネクションに通じるものがあります。キャラクター紹介を見ると、まあオーソドックスな取りそろえなんですけど、静流のようなあからさまなツンデレは久しぶりですね。面白いかどうかは、体験版をやってみないと見えてこないかな~🤔


『ゆびさきコネクション』感想

パッケージ

従来と同様、B5判より小さいコンパクトな箱形被せ片開き。内容物はゲームDVD、特典コンテンツCD、ユーザー登録ハガキ、Lyceeプロモカード、ペラ1枚のマニュアル。ディスクラベルは銀盤・白ベタ混合オフセット印刷。

シナリオ

「ゲームは創作世界」という大前提のフィルターが作り手も受け手にもあって、現実とは意識的にも無意識的にも切り分けていたと思うんだけど、今作はその垣根が薄く感じる。恋愛絡みのコミュニケーションに関わる話題が比較的目立つ。特に伊織や美琴は主人公と社会人同士ということもあって、その辺を強く意識させる場面がある。Making Loversにも社会人ヒロインはいたけれども、付き合ってからのいちゃラブに重点を置いていて、恋愛の駆け引きにそこまで深い描写はなかった。

一番好きなシナリオは伊織ルート。年上設定というのはキャラクター紹介を見てから初めて意識したが、精神年齢が高いというのは感じていた。こういう落ち着きのある姉御肌なヒロインはHOOKには今まで居なかったし、バーやデートでの駆け引きが作品のテーマに最も合致していて、コミュニケーション描写の細かさが際立っている。

伊織はHOOKには居なかったタイプのヒロインということで特別感があるが、ヒロインのキャラクターとしての魅力でいえば、どのヒロインもそれぞれの良さがある。私個人的には、金髪ヒロインがいるとそっちが気になってしまうので、作品のテーマや雰囲気を抜きにしていえば夏歩が好き。「少し自己中心的」といいながらも、主人公との将来を考えて進路に悩み努力していく姿はまじ好印象。キャラ紹介にはないが、数学や物理が得意というリケジョな一面がある(ちょっと理想が過ぎるな)。エピローグ前の「主人公から距離を置く」という選択には共感できなかったけどな😟そこは主人公が一緒になって方法を考えて、自信を持って支えてあげるべきよなぁ。

グラフィック

画面解像度はHD (1280x720)。今作はアンダーヘアー描写のオンオフを選べるようになっているが、今回の作風を考えるとあった方が自然かなぁ。

原画はI SHE TELLの摩耶と同じ人でしょうか。作風にあっていると思う。一枚絵もHシーンもどちらも良かったと思うけど、特に主人公視点のデートCGは背景やヒロインの仕草で場面の雰囲気を感じ取れて、とても良かった。

システム

オートセーブ10個、セーブスロット10個×19ページ、セーブ移動・コピー・削除操作、バックログジャンプ(ロード・スキップした箇所も使用可)。今作は終了時に「次回はここから再開」というチェックボックスが追加されています。終了時に自動でクイックセーブする機能のようです。「前回の続きから」と同等の操作となり、レジューム機能ほどスマートではありませんが、無いよりは一手間減ったかな。(2021/05/28完了、No.86)


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