210814 ゼロの使い魔 (14) 感想
集中すれば確かに1冊1時間弱で読めそうだけど、集中力がそこまで長く持つかという点は盲点だった。学生の頃ならそんなことなんとも思わず夕方から夜更けまで読めただろうけど、今は気持ち頑張っても1日2冊が限界かな。
ゼロの使い魔 (14) 感想
メインの見どころは才人とルイズの再会場面と、現代(近代)兵器 vs 古代兵器の戦闘シーンなんだろうけど、私にとっての見どころはアンリエッタとティファニアのルイズに対する心情を描写しているシーンですかね。ルイズの決断とそれを支え後押しした2人の複雑な内心。しかし、踏みとどまらせる猶予を与えない、周りの慌ただしさ。今作は戦が始まる場面にあるんだけど、戦闘の描写は中心になくて、それよりも登場人物たちが状況に翻弄される姿を引き立てている印象でした。
アニメ3期では、ラストシーンということもあるのでしょうけど、心躍る劇的な終わりを迎えるので、それに比べてしまうと原作本巻の演出は見劣りしてしまいますね。あとがきは相変わらずで安心した。(満足度: 2⁄3, 期待度: 1⁄3)(2021/08/14)