ラジカセ『ZILBA'P TV』整備 [10]テープ送りのゴムベルトが伸びたので再交換

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ステレオラジカセ『ZILBA’P TV』(Sony CFS-V1、1979年発売)を整備。

テープ再生の音の歪みが大きいので、テープ送りのベルトの張りを調べたら、ゆるくなっていた。前回は幅4mm、半折128mmのベルトを使ったが、改めて長さを測ったら133mmくらいに伸びていた。今回は新品で半折108mmくらいのベルトを使用した。プーリーに掛けるときに結構引き延ばした感覚だ。初期伸びがせいぜい数%の産業用のVベルトとは全然違うんだな。

ついでに、テープ送りのピニオンを駆動するカムを押さえるばねの位置がずれていたので直した。これで巻き戻しの空回りはある程度改善すると思う。

240922 Ame goes ameway (and becomes OG?) [Holo EN]

Image: 240922 Ame goes ameway (and becomes OG?) [Holo EN]

3日ぶりに家へ帰ってきたら、知らぬ間に重大発表があった。

Ameが今月末で卒業するらしい。いや、OGになるというべきか。普通、Vtuber界で卒業といえば永久的な活動休止を意味する。人によっては別のアバターで心機一転として活動を続ける「転生」というものもあるが、元のアバターとは別人あるいは前世として振る舞うことになる。今回は永久的な「配信活動終了」でありながら「所属から外れない」という、Hololiveで前例のない発表で話題になっている。「Hololiveのスタッフに転向か?」という予想は既に本人から否定されている。まだグループとして何かしらのプロジェクトを残しているのか、それとも、今後も他の配信者のコラボ配信には出るのでは?という好意的な見方もあるが、どうだろう。

私はAmeの熱狂的ファンだったとは言えないが、Hololiveでは長らく唯一の推しだったとは言える。2020年末にNintendo Switchとマリオオデッセイを買ったのは、間違いなく彼女のゲーム配信に影響されている。去年7月にLAのホテルでHoloEN初コンサートライブ配信を見たことも忘れていない。4年もの長い活動。その終わりを見送ることができて良かった。彼女の今までの活動を時々ふと思い出し、活力をもらって、今後も励んでいきたい。

Image: Past Ame videos

240918 マルウェアからの挑戦状ゲーム [Niji]

今日のサロメが配信でやっていたマルウェアというゲーム、面白そうだった。もう答えを知っちゃったらネタバレだから意味ないんだけどね。現代のマルウェアはこれよりもよっぽどたち悪いからな。まあ、ウェブブラウザの広告系は対処方法が絞られているので、出くわしたときに落ちついて対処できれば問題ないが。

2000年代の無料DVDコピーソフトや動画編集関連のソフトには、まさしくこんな感じでチェックを外さないとインストールされるマルウェアがあったな。私はDVDコピーに興味はなかったから、その手のソフトのインストールは手指で数えるくらいしか経験がない。ファイルにヤバいのがあればAvastが反応していたから問題なかったけど、一度だけウイルスのせいでCドライブに無数のファイルが作られたことがあった。

Outlook Expressの画面を久々に見た。あのセキュリティホールだらけで悪名高いメールソフト。一時期はその名前は無くなったけど、今のWindows 11に標準で入っているソフトはOutlookという名前になったので、その名前自体は懐かしいというほどの響きではないけど、あの画面デザインとアイコンは年代を感じるな。

240917 テレキャスター(ギター)を買う

Image: 240917 テレキャスター(ギター)を買う

エレクトリック・ギターを買いました。黄色のテレキャスです。全く別件で机の引き出しをあさっていたらXiaのアクリリック・キーチェーンを見つけて、ここに同じ黄色があったかと、ちょっと感慨に耽った。でも確か、配信でXiaが持っていたのはレスポールだったか。

曲のギターパートを聴いているとなんか自分でも弾きたくなる。Katy PerryのLast Friday Nightのバックギターとか好き。B’zの松本ほど技術を駆使してスラスラ弾けなくてもいいから、K-ONの「天使にふれたよ!」みたいな易しめの曲を丁寧に弾ければいい。

ギターはストラト・タイプのものを使ったことがあるんだけど、ずいぶん前に売ってしまった。次にギターを買うなら私が使ったことがないレスポールかテレキャス・タイプだと思っていたけど、やっぱりテレキャスやストラトはネックを握りやすそうだなと思って、その二つから比較動画やそのコメントを参考にして絞り込むことにした。一般的には、ストラトの方が電気的な調整手段が多いから多彩な音色が出せると言われているけど、レビューの中には、熟練者ならテレキャスの方が幅広い音色を出せるという意見もあり、一概にどっちが優れているとは言えない感じだった。

結局、ストラトは持っていたことがあるし、フェンダー・タイプのストラトは見た目が好きじゃないと思って、テレキャスを選んだ。

アンプの取り扱いとか、ハーモニクスを使ったチューニングとか、技術は意外と体で覚えているものだと思ったけど、筋力がついてこない。セブンスやハイコードを押さえようにも薬指がついてこないし、弦を弾く右手右腕もすぐに疲れる。最低限まともに引けるようになるまで、まずリハビリが必要だな。

240916 ガジェットシンセが欲しいかも

Image: 240916 ガジェットシンセが欲しいかも

今日はサロメのスーパーマリオランド2のクリア耐久配信を見ています。最近、レトロゲー配信をよく見てる気がします。履歴を軽く見たところ、もねちのドラクエ1やヨッシーアイランド、周央サンゴのぼくなつ3。スーパーマリオシリーズは最新作が最近出て、ワンダーをやっている人も何人か見ました。

私はSwitchのドラゴンボールZ KAKAROTを買って、プレイし始めているところです。これでドラゴンボールZの世界観を一から体感できるらしいです。ストーリーが進行するにつれてキャラクター図鑑や相関図も見られるので、私のようなドラゴンボール ミリしら勢にも優しいと思います。


最近、音楽を色々聞きまくっていると、自分で弾きたくなってくる欲がわいてる。MIDIキーボードはあるけどシンセは以前売ってしまったので、久々に楽器メーカーのサイトとか色々見てみたら、RolandのAIRAというシリーズは面白そうですね。この中でも特に、S-1 Tweak Synthというのが気になっています。つまみがいっぱい付いているのは好きです。

Roland - S-1 | Tweak Synth

こういう系統のガジェットはKorgのVolcaとかMonotronがあったと思うけど、私は結局買うことないまま、終売しちゃった?単にシンセモジュールが欲しいならBehringerのTD-3シリーズ(黄色いボディにニコちゃんマークのやつ)は廉価ながらコンセプトは近い機種だけど、どうだろう。

240915 Doki Doki Literature Club Plus (Switch版)

一時期話題になったDoki Doki Literature Club(邦題:ドキドキ文芸部)をプレイしました。ずいぶん前に既にダウンロード購入していたんだけど、今日までずっとためてて、YouTubeの実況プレイも見ないようにネタバレを避けてきた。

Switch版で起動すると最初に「うつ病の人はプレイしないでください」という警告が出るんだけど、まあ、これは納得の恐ろしい展開だった。仮想環境で立ち上がるゲームという状況を利用した演出は、従来のビジュアルノベルではゲームエンジンの仕組み上できないから、斬新な演出だった。ネタバレを避けてきたのは正解だったな。しかし、ストーリーの全貌は未だに理解できていない。

日本語訳の質が高かった。このゲームのオリジナルは英語で書かれていたと思うんだけど、日本語として不自然な表現はほんの僅かにあったくらいで、翻訳とは思えない上出来な台本だった。各キャラクターの個性が詩にはっきり表れているところが興味深かった。

それでも、英語が分かっていると、このゲームはクスッとさせられる要素がいくつかある。あるヒロインの名前とかね。

Plus版の追加ストーリーで各キャラクターの関係性が深掘りされている。まあ、あくまで本編とは無関係と断られているが、これを知ると本編の理解も深まると思う。

240916 PS/55エミュ製作 [44]文字のハードウェア描画機能

実機からダンプした正規のROMフォントを入れた状態でOS/2を起動したら、再び一部の文字が表示されなくなってしまったので、原因を調べたら、ディスプレイ・アダプターのBitBltに文字の描画機能があることが判明した。この機能はOS/2のディスプレイドライバーだけで使われていて、Windows 3.0, 3.1のドライバーでは使われていない。

フォントROMの特定のアドレスに、ある署名を入れると、この機能は使われずに文字が描画されるので、ディスプレイ・アダプターの中でもこの機能を持たないモデルが存在すると考えられる。

文字表示用の画面モードを持っていて、ビデオメモリーに文字コードを書き込むと文字が表示される(DOS/VやPC-98)という仕組みは一般的にあるけど、ハードウェアに文字コードを入力すると任意の位置にグラフィックとして文字を描画するという仕組みを、私は見たことないな。少なくとも、VGAやXGAにはない機能だ。

Bitbltによるビデオメモリーの矩形コピーを応用した仕組みと思われるのだが、2ライン余分に表示されたり、横に2ドットずれて表示されたりと、パラメーターの解釈が微妙に異なるのがややこしい。コマンドプロンプトの表示も窓の中身が透けるようになってしまったので、また色々手直しが必要になるが、もうこのままリリースしてしまおうかな。

ディスプレイ・アダプターのROMフォントにある特殊外字 [PS/55]

Image: ディスプレイ・アダプターのROMフォントにある特殊外字 [PS/55]

海外のPS/55オーナーにディスプレイ・アダプターのROMをダンプしてもらったので、中身を見ていたのだけど、他で見たことのない外字を見つけた。JISコードでは表示できず、表示するにはROMデータに直接アドレスを指定してアクセスする必要があるので、特定のソフトウェアだけで使われる外字のようだ。

○秘や○印は分かるとして、○夜って何。(祭)や(監)も用途がかなり限定されそう。「コーポ」や「ハイツ」はアパートメントの名前だろうが、1文字に収める必要があったのだろうか。単位も豊富だ。ps(ピコ秒?)やsec2なんて、限られた分野でしか使われないだろうに。

5550のエミュ開発に使えそうな参考書

マルチステーション5550のエミュレーター開発に役に立ちそうな文献。私は後者3つ以外は読んだことありません。絶版じゃなければ今でもお金を出してでも買うんだけどなぁ。

IBMマルチステーション5550/5540 システム・ユニット 技術解説書 N:GA18-2424
5550の本体、ディスクドライブ、ディスプレイ周りの技術情報が含まれているようです。ディスプレイ・アダプターの回路図も載っているらしいです。
IBMマルチステーション5550/5540 周辺装置 技術解説書 N:GA18-2412
5550のキーボード、プリンター、通信アダプターの技術情報が含まれているようです。
日本語DOSの内部構造とプログラム・インターフェース(K3.3用) N:SC18-2176
日本語DOSのプログラミング解説書です。5550やPS/55の日本語DOSは独自拡張機能が多数あるので、ぜひ欲しいところです。
グラフィックス支援カード駆動プログラム プログラミング・ガイド N:SC18-2118
一部の機種でオプションとなっているグラフィックス支援カードのドライバーAPIの使い方が載っていると推測。
日本語DOSバージョンK3.3をお使いになる前に N:SC18-2194
日本語DOS K3.3に関する上記文献のうちPS/55(MCA機)で変更された事項(画面モード、ディスク、キーボードなど)が説明された、マニュアル兼補足書です。
IBM パーソナルシステム/55 モデル5550-S/T/V 技術解説書 N:SA18-2901
PS/55 MCA機であるモデル5551-S,T,V本体、ディスプレイ・アダプター、キーボードの技術情報が載っています。ただ、誤植がいくつかあるのと、ディスプレイ・アダプターに関してはレジスターのほとんどが非公開となっているのが、残念です。オーム社によって市販書籍としても出版されました。
IBM パーソナルシステム/55 ハードウェア・インターフェース 技術解説書 N:SA18-2882
これはPS/2の技術解説書 (Hardware Interface Technical Reference) の純粋な日本語訳本なので、PS/55固有機能については載っていません。オーム社によって市販書籍としても出版されました。

240908 LANテレビ視聴用にKonomiTVを導入

Image: 240908 LANテレビ視聴用にKonomiTVを導入

LAN経由でテレビを視聴するのに短期間だけDataCapBonのTCP送信とTVTestを使っていたけど、KonomiTVというのがこれから機能が充実しそうということで導入してみた。

KonomiTV/Readme.md at master · tsukumijima/KonomiTV · GitHub

このソフトウェアの利点は、クライアント側はウェブブラウザだけあればテレビを視聴できること。ブラウザといっても、公式で対応しているのはGoogle ChromeとMicrosoft Edge(一部機能制限あり)で、私が試したところではFirefoxやChromiumでは正常に動作しなかったけど。

要改善点は、録画予約に関する機能がまだ全然ないことと、サーバープログラムのインストールがコマンドベースで、PCに精通している人じゃないとインストールが難しいところ。このあたりは既にReadmeにも書かれており、今後の改良に期待したい。

240905 AI支援機能を巡るIntel vs ARM vs AMD の構図

現行のSurface ProはSnapdragon Xを積んだCopilot+ PCらしいですね。と書いておきながら、私もこの言葉の意味を完全に理解していないのですが。

上位機のSurface Laptop Studioは第13世代Intel Coreシリーズを搭載しているが、最新のSurface ProはARMアーキテクチャーのCPUであるSnapdraon Xを採用している。しかし、OSは同じWindows 11だという。ARM版Windowsでは、X86アーキテクチャー用のWindowsアプリケーションは自動でエミュレーターを通して命令セットを変換した後に実行される。DirectXを使う3DゲームなどOSのコアに密接に関連するソフトウェアは動作しないものがあるが、日常や業務で使うほとんどのソフトウェアはARM版で動作すると考えられる。PC = Windows PC = X86アーキテクチャーという図式はいよいよ失われつつある。

Surface ProでSnapdragon Xが採用された理由は、「AI機能」がハードウェアで支援されていることにあるだろう。IntelやAMDも同様のコンセプトのプロセッサーを発売予定とされている。確かにChatGPTやMidJourneyといったAIは素晴らしいが、これらはクラウドデータの蓄積があるから成り立っている。ローカルのAIに何を期待したら良いのだろうか。何が技術者をそこまで駆り立てるのか。ASUS Copilot+ PCのページも見てみたが、イマイチよく分かっていない。

しかし、こういう小さな支援機能が点と点を結ぶように繋がってクラウドからも随時データが取り出せるようになった時、創作世界で見るような真のサポートAIが生まれるのかもしれない。