240915 Doki Doki Literature Club Plus (Switch版)

一時期話題になったDoki Doki Literature Club(邦題:ドキドキ文芸部)をプレイしました。ずいぶん前に既にダウンロード購入していたんだけど、今日までずっとためてて、YouTubeの実況プレイも見ないようにネタバレを避けてきた。

Switch版で起動すると最初に「うつ病の人はプレイしないでください」という警告が出るんだけど、まあ、これは納得の恐ろしい展開だった。仮想環境で立ち上がるゲームという状況を利用した演出は、従来のビジュアルノベルではゲームエンジンの仕組み上できないから、斬新な演出だった。ネタバレを避けてきたのは正解だったな。しかし、ストーリーの全貌は未だに理解できていない。

日本語訳の質が高かった。このゲームのオリジナルは英語で書かれていたと思うんだけど、日本語として不自然な表現はほんの僅かにあったくらいで、翻訳とは思えない上出来な台本だった。各キャラクターの個性が詩にはっきり表れているところが興味深かった。

それでも、英語が分かっていると、このゲームはクスッとさせられる要素がいくつかある。あるヒロインの名前とかね。

Plus版の追加ストーリーで各キャラクターの関係性が深掘りされている。まあ、あくまで本編とは無関係と断られているが、これを知ると本編の理解も深まると思う。

240916 PS/55エミュ製作 [44]文字のハードウェア描画機能

実機からダンプした正規のROMフォントを入れた状態でOS/2を起動したら、再び一部の文字が表示されなくなってしまったので、原因を調べたら、ディスプレイ・アダプターのBitBltに文字の描画機能があることが判明した。この機能はOS/2のディスプレイドライバーだけで使われていて、Windows 3.0, 3.1のドライバーでは使われていない。

フォントROMの特定のアドレスに、ある署名を入れると、この機能は使われずに文字が描画されるので、ディスプレイ・アダプターの中でもこの機能を持たないモデルが存在すると考えられる。

文字表示用の画面モードを持っていて、ビデオメモリーに文字コードを書き込むと文字が表示される(DOS/VやPC-98)という仕組みは一般的にあるけど、ハードウェアに文字コードを入力すると任意の位置にグラフィックとして文字を描画するという仕組みを、私は見たことないな。少なくとも、VGAやXGAにはない機能だ。

Bitbltによるビデオメモリーの矩形コピーを応用した仕組みと思われるのだが、2ライン余分に表示されたり、横に2ドットずれて表示されたりと、パラメーターの解釈が微妙に異なるのがややこしい。コマンドプロンプトの表示も窓の中身が透けるようになってしまったので、また色々手直しが必要になるが、もうこのままリリースしてしまおうかな。

ディスプレイ・アダプターのROMフォントにある特殊外字 [PS/55]

Image: ディスプレイ・アダプターのROMフォントにある特殊外字 [PS/55]

海外のPS/55オーナーにディスプレイ・アダプターのROMをダンプしてもらったので、中身を見ていたのだけど、他で見たことのない外字を見つけた。JISコードでは表示できず、表示するにはROMデータに直接アドレスを指定してアクセスする必要があるので、特定のソフトウェアだけで使われる外字のようだ。

○秘や○印は分かるとして、○夜って何。(祭)や(監)も用途がかなり限定されそう。「コーポ」や「ハイツ」はアパートメントの名前だろうが、1文字に収める必要があったのだろうか。単位も豊富だ。ps(ピコ秒?)やsec2なんて、限られた分野でしか使われないだろうに。

5550のエミュ開発に使えそうな参考書

マルチステーション5550のエミュレーター開発に役に立ちそうな文献。私は後者3つ以外は読んだことありません。絶版じゃなければ今でもお金を出してでも買うんだけどなぁ。

IBMマルチステーション5550/5540 システム・ユニット 技術解説書 N:GA18-2424
5550の本体、ディスクドライブ、ディスプレイ周りの技術情報が含まれているようです。ディスプレイ・アダプターの回路図も載っているらしいです。
IBMマルチステーション5550/5540 周辺装置 技術解説書 N:GA18-2412
5550のキーボード、プリンター、通信アダプターの技術情報が含まれているようです。
日本語DOSの内部構造とプログラム・インターフェース(K3.3用) N:SC18-2176
日本語DOSのプログラミング解説書です。5550やPS/55の日本語DOSは独自拡張機能が多数あるので、ぜひ欲しいところです。
グラフィックス支援カード駆動プログラム プログラミング・ガイド N:SC18-2118
一部の機種でオプションとなっているグラフィックス支援カードのドライバーAPIの使い方が載っていると推測。
日本語DOSバージョンK3.3をお使いになる前に N:SC18-2194
日本語DOS K3.3に関する上記文献のうちPS/55(MCA機)で変更された事項(画面モード、ディスク、キーボードなど)が説明された、マニュアル兼補足書です。
IBM パーソナルシステム/55 モデル5550-S/T/V 技術解説書 N:SA18-2901
PS/55 MCA機であるモデル5551-S,T,V本体、ディスプレイ・アダプター、キーボードの技術情報が載っています。ただ、誤植がいくつかあるのと、ディスプレイ・アダプターに関してはレジスターのほとんどが非公開となっているのが、残念です。オーム社によって市販書籍としても出版されました。
IBM パーソナルシステム/55 ハードウェア・インターフェース 技術解説書 N:SA18-2882
これはPS/2の技術解説書 (Hardware Interface Technical Reference) の純粋な日本語訳本なので、PS/55固有機能については載っていません。オーム社によって市販書籍としても出版されました。

240908 LANテレビ視聴用にKonomiTVを導入

Image: 240908 LANテレビ視聴用にKonomiTVを導入

LAN経由でテレビを視聴するのに短期間だけDataCapBonのTCP送信とTVTestを使っていたけど、KonomiTVというのがこれから機能が充実しそうということで導入してみた。

KonomiTV/Readme.md at master · tsukumijima/KonomiTV · GitHub

このソフトウェアの利点は、クライアント側はウェブブラウザだけあればテレビを視聴できること。ブラウザといっても、公式で対応しているのはGoogle ChromeとMicrosoft Edge(一部機能制限あり)で、私が試したところではFirefoxやChromiumでは正常に動作しなかったけど。

要改善点は、録画予約に関する機能がまだ全然ないことと、サーバープログラムのインストールがコマンドベースで、PCに精通している人じゃないとインストールが難しいところ。このあたりは既にReadmeにも書かれており、今後の改良に期待したい。

240905 AI支援機能を巡るIntel vs ARM vs AMD の構図

現行のSurface ProはSnapdragon Xを積んだCopilot+ PCらしいですね。と書いておきながら、私もこの言葉の意味を完全に理解していないのですが。

上位機のSurface Laptop Studioは第13世代Intel Coreシリーズを搭載しているが、最新のSurface ProはARMアーキテクチャーのCPUであるSnapdraon Xを採用している。しかし、OSは同じWindows 11だという。ARM版Windowsでは、X86アーキテクチャー用のWindowsアプリケーションは自動でエミュレーターを通して命令セットを変換した後に実行される。DirectXを使う3DゲームなどOSのコアに密接に関連するソフトウェアは動作しないものがあるが、日常や業務で使うほとんどのソフトウェアはARM版で動作すると考えられる。PC = Windows PC = X86アーキテクチャーという図式はいよいよ失われつつある。

Surface ProでSnapdragon Xが採用された理由は、「AI機能」がハードウェアで支援されていることにあるだろう。IntelやAMDも同様のコンセプトのプロセッサーを発売予定とされている。確かにChatGPTやMidJourneyといったAIは素晴らしいが、これらはクラウドデータの蓄積があるから成り立っている。ローカルのAIに何を期待したら良いのだろうか。何が技術者をそこまで駆り立てるのか。ASUS Copilot+ PCのページも見てみたが、イマイチよく分かっていない。

しかし、こういう小さな支援機能が点と点を結ぶように繋がってクラウドからも随時データが取り出せるようになった時、創作世界で見るような真のサポートAIが生まれるのかもしれない。

240904 ACT『ラチェット & クランク』(PS2)をプレイ

Image: 240904 ACT『ラチェット & クランク』(PS2)をプレイ
PS2用ACT『ラチェット&クランク』(2002年 / SCE)をプレイ。先週クリアしたクラッシュ・バンディクー2は、周央サンゴが配信中にやたらテーマソングを口にするので、気になってそれを選んだんだけど、今回のラチェット&クランクは七瀬すずながプレイした経験があると語っていたので、選んでみた。私はVtuberの影響をもろに受けています。
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240901 壁越し通信のためにWiFi中継機を置く

部屋を引っ越したらWifiの通信速度がとても不安定になったので、周波数帯を変えたり、USB子機を追加したりしたけど、問題は解決しなかった。ローカルネットワークの通信からして安定しない。Wifiルーターまで壁1枚隔てているだけで、距離は数メートルのはずなのにな。EDCBでネットワークTVを運用しようと考えていたので、とても困った。

最近のWifiの動向を把握した。今のWiFiルーターはバージョン番号のように数字で世代付けするんだな。最新はWiFi 7。あと、WiFi 6の頃からオプションで6GHz帯が追加されて、一部の製品が対応している。2.4 GHz帯は周波数帯域 (bandwidth) が限られるのか、5GHz帯でチャンネルを増やして通信速度を上げているようだ。

新しいWiFiルーターを買って、今まで使ってきたやつを壁際に中継機として設置してみたら、とても安定するようになった。結局は電波強度の問題だったか。ネットワークTVの運用には支障ないと思う。ネット回線の状況は改善したかどうか微妙なところだが、現状そんなにヘビーな使い方はしていないのでまあ良いかと妥協しているところ。

現在のネット環境

  • ISP: @nifty with ドコモ光
  • サービス: ドコモ光 マンション・タイプA2
  • 通信回線: NTT西日本 フレッツ光 VDSL方式 (100 Mbps)
  • 接続方法: IPv6 IPoE (OCNバーチャルコネクト)
  • WiFiルーター: Buffalo AirStation WSR-1500AX2L
  • WiFi中継機: NEC Aterm WG1200HS4

240830 クラッシュ・バンディクー2 (PS)をプレイ

Image: 240830 クラッシュ・バンディクー2 (PS)をプレイ
PS用ACT『クラッシュ・バンディクー2』(1997年 / SCE)をプレイ。私はクラッシュ・バンディクーシリーズをプレイしたことなくて、一時期は気になっていた存在だったっていうくらい。当時は、任天堂のマリオ、プレステのクラッシュというアクションゲーの双璧をなしていた印象があった気がする。そう思っていたのは私だけかもしれないけど。今じゃ、マリオは誰でも知っているくらい有名だけど、クラッシュは知る人ぞ知る、懐かしい存在になってしまっている。これでジェネレーションギャップを測れるかもしれない。
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ミニチュア・フロッピー (Zuru Mini Brands Retro)

Image: ミニチュア・フロッピー (Zuru Mini Brands Retro)

Mini Brands Retro series 1 from Zuru - YouLoveIt.com

最近とある海外ブログで紹介されていて気になったもの。ミニフロッピー、ならぬ、ミニチュアフロッピー。上の写真はマイクロフロッピー (3.5インチFD)のミニチュア、下の写真はディスクの右に書き込み禁止の切り欠きがあるので、ミニフロッピー(5.25インチFD)のミニチュア。

Image: ZURU Miniature 3M 5.25-inch floppy
Miniature Dollhouse Accessory - MINI BRANDS RETRO SERIES - 3M Floppy Disk - CPJ Collectiblesより。

香港に本社を構えるZURUというメーカーの Mini Brands Retro というミニチュアグッズのシリーズに含まれている商品のようです。欧米のAmazonで購入できます。日本ではメルカリなどの個人出品で幅広い値段で売られています。他にも、カメラフィルムやVHSテープを模したものなど。実在する商品をブランド名を含め再現されているけど、会社から許可を取っているとはとても思えない。日本だと商標法や不正競争防止法に引っかかりそう。

小さい子どもが誤飲してしまいそう。ショーケースの中に飾るか。あるいは、キーホルダーとして加工するのもありかも。