気になるけど使い勝手が微妙なレトロ風PCケース FLP01

Image: 気になるけど使い勝手が微妙なレトロ風PCケース FLP01

SilverStone FLP01

昨年の発表時からずっと気になっていた、このケース。あるプレスレビュー記事で「PC-9801VMにそっくり」と言われていたけど、よく見比べてみると、前面に縁取りがないこととスイッチが白色なことから、むしろPC-9801VXの後期型2FDDモデル (PC-9801VX21) の方が近いのではないかと思っている。

Image: NEC PC-9801VX21

このケースはモダンなHTPCケースをベースにしている。

今の私のWin98機をこのケースに移すことを考えてみたけど、外部ベイが5インチベイ1つしかないから使い勝手はイマイチだな。CDドライブを入れると3.5インチFDを入れる場所がない。いっそ5インチFDを付けてしまえばAT互換機に仕立て上げられる、と思ったけど、AT互換機時代のマザーボードはATXじゃなくてBaby-ATサイズだから、フィットしないだろうな。

元の9801VXでは前面のスリットが給気口を兼ねていたはずだけど、こちらは前面から取り入れる機構にはなっていないようだ。静音性を考えればその点は都合いいけど、全体的にそこまで静音性を考慮した設計とも言い難い。

Image: FLP01

前面にUSBポートはなくてもいいから、下段ベゼルを加工して3.5インチベイを作れないかな。そもそも内部の3.5インチドライブかごが横向きになっているから難しいか。スリットの中間に穴を作るにしても、内側の金属も穴開け加工しないといけなさそうだから、難易度高いな。Win98機には3.5インチFDをどうしても付けておきたいな。これは利便性というより気分の問題。電源を入れてからブートするときのあの「ガガガガッ」っていう音は欠かせない😤。

IBM DOS、OS/2、日本IBM版Windows 3.xのバージョン一覧 [PS/55]

私が今持っている情報を絞り尽くして、IBM PS/55用DOS、OS/2、Windows 3.xのバージョン情報を集めてみた。

PS/55用日本語OS一覧 - radioc.dat

10数年前は精一杯集めてこの程度(→Windows Virtual PCにDOSをインストールする)だったので、ずいぶん粘ったなと思いながらも、図書館その他でコピーしまくった昔の資料やデータ関係は今後使わないから、もう処分してもいいなと思っている。

250405 PS/55エミュ製作 [52]DOS/V Extensionの縦書きに対応

Image: 250405 PS/55エミュ製作 [52]DOS/V Extensionの縦書きに対応

DOS/V Extension付属のDA2用V-Textドライバーをサポートしました。成果は既に86BoxのMasterブランチにマージされています。DOSVAXに反映させる予定はありません。あまり使い道がないと思うので。

縦書きモードにも対応しました。DOS/V用アプリケーションソフトであれば、特別なサポートがなくても縦書きにできるようです。見慣れたソフトが縦書き表示になっているのを見ると、なんか変な感じ。右に縦書きのメニューが来ることにむずがゆくなりますが、表示は意外にも破綻していない。

Image: 86Box55

これでエミュ開発は一段落ですかね。今まで保留してきた他のやるべきことに取りかからなければならないので。

250404 PS/55エミュ製作 [51]DOS/V Extensionへの対応に向けて開発中

Image: 250404 PS/55エミュ製作 [51]DOS/V Extensionへの対応に向けて開発中
気がつけば4月…PS/55DAのエミュレーションをDOS/V Extensionに対応させるようと画策中ですが…新機能を1個追加すると10個潰さなければならない不具合が出てくるから大変です。エミュレーション開発初期にDOS/V Extensionを試した時は何も表示できず絶望したな。あの時はDAがBitBltを持っていることすら知らなかった。今はBitBltデータのパース処理を組んでいるから、デバッグ用のダンプデータに未知のデータがあれば、それをパースの解釈に加えることで対応可能になった。
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1066×725解像度とATLASビデオモードの謎 [PS/55]

Image: 1066×725解像度とATLASビデオモードの謎 [PS/55]
時期的にそろそろ部屋を片付けないといけないこともあって、エミュ開発とこの遺物達とはそろそろ決別したいところだが、PS/55についてどうしても解消できていない疑問が一つある。マルチステーション5550や一部のPS/55の仕様表を見ると、テキストモードの画面解像度として「1066×725ドット」と書かれていることがある。24ドットフォントの各文字のサイズは半角で13×29ピクセル、全角で26×29ピクセルなので、これは半角で82字×25行、全角で41字×25行ということになる。しかし、私は今までにこの画面サイズで動作するソフトウェアを見たことがない。
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250323 AXエミュ製作 [15]86BoxにJEGAエミュレーションを追加

Image: 250323 AXエミュ製作 [15]86BoxにJEGAエミュレーションを追加
86BoxにJEGAエミュレーションを追加することに成功しました。JEGAはChips and TechnologiesのSuperEGAに日本語表示機能を持たせたもので、実体は日本語の文字ジェネレーターを追加しただけのSuperEGAのスーパーセットなので、開発に掛かった時間はPS/55エミュレーションの10分の1以下だったと思います。JEGA関連の開発に使っていたサンプルプログラムは、DOSVAXの開発が完了した数年前の時点でほとんど捨ててしまったので、テストプログラムを一から作るところから始めないといけないのが少し大変だった。
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250309 PS/55エミュ製作 [50]DOSVAXもWin3.1(16色のみ)に対応

Image: 250309 PS/55エミュ製作 [50]DOSVAXもWin3.1(16色のみ)に対応
86Boxの開発をDOSVAXにフィードバックして、DOSVAXでもWindows 3.1のPS/55高解像度16色ドライバーに対応しました。BitBltに線描画とラスターオペレーションを追加し、ビデオメモリー書き込みにハイライト書き込みのモードを追加しています。一つだけ、ソリティアでステータスバーのテキスト表示が崩れるバグがありますが、これで99%完成したと言えそうです。
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250302 『吉川静子とヨゼフ・ミューラー展』中之島美術館

Image: 250302 『吉川静子とヨゼフ・ミューラー展』中之島美術館
中之島美術館の『Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン』展示(最終日)を見てきた。行きの電車の中で、大阪市立科学館のイベントへ行くついでにどこに行こうかと探っていたとき、この展示があることに気付いた。私は美術分野に知識や学術的な興味はないけども、美術館の展示の中で直感的に気になったものを鑑賞することは好きだ。それは時々、私が全く知らない世界を見せてくれて、とてもワクワクさせる。
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250228 PS/55エミュ製作 [49]ROPと逆ポーランド記法

Bitbltのラスターオペレーションの処理を理解するにあたって、ビット演算と逆ポーランド記法の知識を使う出番があった。

論理和と論理積の変換(ド・モルガン則)は電子回路でもよく使うから、まあまだ少しは縁があったけど、逆ポーランド記法を読み解くことになるなんて、学生時代に基本情報技術者試験で勉強したとき以来だった。

具体的には、昔のWindows(今やobsoleteなWindows GDI)では次のようなところに登場する。

三項ラスター演算 - Win32 apps | Microsoft Learn

これら256通りのラスター演算コードが全て使われるわけではなく、また、ハードウェア側もこれに全て対応しているわけではない(むしろ、対応しているのはせいぜい20種類程度の組み合わせだけだ。)右にNOTSRCERASEなどの別名が付いているものがあるが、これがサポートされるべき演算だ。エミュレーター開発では当時のDDKやMSDNライブラリに収録されていたDTA (Display Test Application)というユーティリティーを使って、Bitbltエミュレーションのデバッグとテストを行った。正しく表示できれば良し。できなければ、何かが不足していることになる。このユーティリティーの存在に気付いたのはごく最近のことで、ここまで苦労を重ねる前に、もっと早い段階で知るべきだった。

しかし、これでバグ取りは一方進みそうだ。

250225 PS/55エミュ製作 [48]線分描画アルゴリズムを学ぶ

ディスプレイ・アダプターのBitbltに線分を描画する機能を入れ忘れた(面倒くさそうだったので放置していた)ことに気付いて、ここ数日はこれを解析するところから始めて、また長らく頭を悩ませた。

線分の描画方向によって変わるパラメータがあって、不思議に思ったので調べてみたら、「ブレセンハムのアルゴリズム」を適用するのに必要なオクタント(八分円)の指定だということが分かった。

Note ブレセンハムのアルゴリズム|アルちゃん

整数演算だけでどんな傾きの直線でも座標の近似値を出せるということの便利さと、なぜオクタントに場合分けする必要があるのかということが分かりました。線を書くだけで奥が深いな。勉強になった。

250224 Overture Daytime stage [Niji EN]

急きょ思い出したかのようにネットチケットを買い、Melocoの同時視聴を並べてニコ生で見ました。NijiENのライブコンサートにこんな大人数の観客が集まるのは初めてのことでビックリだった。

色んな魅力があって言葉では語り尽くせないけども、通常のライブステージと違うのは、やっぱり3D VRならではのステージパフォーマンスでそれぞれの個性が見られるところだな。中でもVoxはダンスのキレから曲間のコメントまで、終始盛り上げ上手だった。ライブ配信のコメントではVoxのライバーカメラを見た過ぎると話題持切りだったな。

私個人の好き放題を語ると、コンサートではあまり見ない組み合わせが新鮮だった。単独じゃないRosemi、男女デュエット、Mariaのダンスパフォーマンスとか良かったなぁ。全体的に平成曲が多くて老人会と言われていたけども、そりゃあElira、Rosemi、Ike、Sonnyが揃ったらそうなるだろうと。

EnnaとEliraの感動的なデュエットの後に、Ennaの張りのある声でTMRのHot Limitという温度差で皆沸き立ってた🤣EliraのSunbeamはYoutube Musicのプレイリストに入れているくらいには結構好きで、ライブコンサートで聴くのは昨年4月のVirtual Rhapsody以来だったけど、美声にますます磨きがかかっている気がする。めちゃくちゃ癒やされた🥰

今日はNijiENにとってCOLORSライブ以来の印象に残る一日になったことに違いない!