210827 神獄塔 メアリスケルターFinale (PS4)[1]たわわチャン

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PS4用RPGソフト『神獄塔 メアリスケルターFinale』(コンパイルハート、2020年発売)をプレイ。ここ数年、廃墟というか退廃都市がブームなんですかね。ニーアに始まり、フロントウィングのATRIとか、日本一は2年前に続き今年もADVで1本作ろうとしています。まあ神獄塔に関しては廃墟どころか、冒頭から数千人の死体が積み上がった地獄の光景からスタートするわけですが。
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210823 ワクチンモデルナ筋注2回目

金曜日に職域接種で2回目のワクチン接種を受けた。こんなので何が安心できるというんだろうか。私の危機感は変わっていない。だが、接種を受けないというわけにいかない。ビル管という立場上、休むわけにもかかるわけにもいかない。それは体裁的意味合いも含むが、結局は自分の健康のためであり、「身」のために繋がる。副反応の不安よりもその気持ちの方が勝ったので、今回受けると決めた。
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210822 ゼロの使い魔 (18)(19)(20) 感想

ゼロの使い魔 (18) 感想

本巻から裏表紙あらすじ書きの背景が緑から白に切り替わっている。カバーを外した表紙も黄緑から白基調へ。出版社はまだKADOKAWAに統合される前のメディアファクトリー。18巻が発売されたのが2010年。そんな昔のことのように思えない。思いたくないが、それでも11年という期間は長い、か。

冒頭見開き3ページのイラストは、サイトに女性らしい色気を見せるルイズ、舞踏会で踊るジュリオとジョゼット、キャラクター紹介。純真無垢に恋しているジョゼットを騙していると思うと、ジュリオの凜々しく踊る姿を見るのは、ロマリアの裏の顔を知っているとなんとも気分が悪い。だからジョゼットのことを気の毒だと思っていたのだが…まさか自覚の上でのことだったとは。返ってこういう子の方がジュリオを正気にさせるのかもしれないね。

サブタイトルの「滅亡の精霊石」ってこれまでの物語とは一線を画す物騒な響きだが、実際誰にも予想できない急展開だった。唐突にも程がある。まあでも、クライマックスで世界の危機はお約束だから、このシリーズの終わりが近づいている予感はする。

才人とルイズの関係は、互いが本当に心の底で思ったことを打ち明けられるようになったということで終着を見た。現状、ハーレムというほど他のヒロインとの関係は深くないだろうが、ハーレムになろうがなるまいが、才人とルイズの関係が揺るぎないことは今回の再会で明らかになっただろう。作者はかつての後書きに、ルイズは当初の構想ではあくまで導き役に過ぎなかったと書いていたが、確かに才人とルイズが互いにそこまで惚れ込むとは思わなかった。(満足度: 23, 期待度: 23)(2021/08/21)

ゼロの使い魔 (19) 感想

表紙は16巻に引き続きツンツンになっているルイズ。才人はいないがのしかかって前のめりな姿勢になっている。背景に草原が見えるので、ルイズは地べたに座っていることになるが、どういう状況?

どう見ても物語の重要な鍵を握っていそうなティファニアが、当初から色気担当、というよりラブコメ担当だったのが、ここへ来てようやく重要人物となりそう。ティファニアの身体に関する表現がいつ時も饒舌になるのは何なん?(笑)

才人たちはロマリアへ行ってガリアへ行って、トリステインに戻ってきたと思ったら、今度は聖地へ。展開的にこの巻で往復しそうな勢いだったけど、まさかそこに留まることになろうとは。しかも、敵地での絶体絶命の窮地を救ったのは、ティファニアの胸革命【バストレボリューション】だった。ここまで清々しいラブコメ展開久しぶりだわ。って、そういえばこのシリーズ、ラブコメがメインだったわ。(満足度: 23, 期待度: 23)(2021/08/22)

ゼロの使い魔 (20) 感想

表紙にルイズ以外のヒロインが出てくるのは12巻以来で久しぶり。

ハルケギニアの聖地から離れた場所で戦闘機や戦車が見つかるくらいだから、いつかミサイルくらいは来ると思っていたが、まさか人類史上最悪の兵器が出てくるとは思わなかった。ファンタジー世界の異物もここまでのものになると、何か予想だにしない悲劇が起きるんじゃないかとハラハラする。

聖地の世界観良いですね。中世の西洋を基調としたハルケギニアとはまた異なる、アラブ世界のイメージ。だがその文明は現世のものとはかけ離れている。スターウォーズにあるような、砂漠の中の近未来的な都市を勝手に想像しています。いよいよ冒険っぽくなってきた。

未だティファニアに縁のある人物が出てこないが、ティファニアの使い魔は誰になるんだろう。才人くらいしかいないが、既に才人はルイズの使い魔だし、まさか二重契約なんてあるのか、とは思っていたが、それが本当になってしまうとは。ティファニアだけは才人の側近でありながらくっつきそうになかったのに、残り2巻というところでハーレムが出来上がりつつある。ルイズは才人一直線で奪還するのに必死だというのに、才人の方ときたら…アニメ2期の最終話だったか。ルイズが才人の元に駆けつけたとき、才人はティファニアと抱き合っていて、ルイズが怒り心頭に。そんな光景が思い浮かぶ。(満足度: 23, 期待度: 33)(2021/08/22)

210820 Whirlpool新作『けもの道☆ガーリッシュスクエア』

Whirlpoolの新作について、イラストのこの色飛びしそうなくらいの蛍光カラーと、学生というには若干ロリロリしい感じ、原画がロロログの人だって一瞬で分かった。これまた題材がアイドルグループのP兼マネというのがタイムリーで、丁度これを見る直前に美兎いいんちょのIdol Manager実況を見ていたので、思考や視点がなんか色々毒されてしまった。
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210817 ゼロの使い魔 (17) 感想

ゼロの使い魔 (17) 感想

冒頭イラストが前巻ではピンナップ綴じ込みだったのが今回は見開き3ページ構成で、イラストの上にその場面を表す本文からの台詞の引用が重ねられている。ラノベ自体読むのが久々だから、もはやこのスタイルが懐かしい。最初の2ページにはどちらも見覚えないキャラクターが2人ずつ、計4人映っている。印刷・装丁ミスで違う作品のページを綴じたんじゃないかと思ったくらい。出ている人物は一致しないのに、どちらのページも台詞がルイズのものとして載っている。これがどういうことか本文を読んで初めて分かる。改めて見直すと、1ページ目から2ページ目に繋がることは予想できていたものの、その間の経緯を考えてみれば2ページ目のシーンの重みがすごく、アニメーションの1シーンが思い浮かぶようだ。

前回懸念していたことは本巻で回収されてましたね。アンリエッタの情事が公に洩れたら、それは国家が転覆しかねない一大スキャンダルなのよ。ロマリア(ジュリオ)がどこで見ているか分かりませんし、人の外観をコピーできるというヤバい能力を既に色んなところで利用していますからね。

アンリエッタは前回と違って決心の上での行動だったから全く悪びれた様子がなかったけど、才人の方は酷く猛省してましたね。ルイズは才人とくっついて離れてを何回も繰り返して、それを自ら振り返ってもはや自分にも才人にも達観しつつあるが、この3人の関係はこの先どうなるやら。

ロマリアの動向は既に見えているけども、ここまでジュリオの本当の目標、あるいは野望が明かされていないのな。アルビオンからの長い付き合いなのにそこが見えないというのは、不穏でしかない。(満足度: 23, 期待度: 23)(2021/08/17)

210817 過去に学ぶことはあっても還るつもりはない

数年前、あるゲームシリーズの何周年かを記念した生配信番組があって、そこに当時(ファミコン時代)のゲームクリエイターが出演した。チュンソフトの中村光一だった気がするし、もしそうならドラクエシリーズの記念番組なんだろうが、記憶に自信がなく、違っていたら申し訳ない。以下に出てくる文面も含め相当違っていると思うが、大体そんな話があったのだ。

番組でゲーム実況者による過去作品のプレイが続いている合間、インタビュアーはそのクリエイターに質問した。「今でも昔のゲーム機(あるいはソフト)をプレイすることはありますか?」と。

そのクリエイターはこう答えた。「昔のゲームはもう持っていない。私は過去を振り返るよりも、常に新しいことを追い求めている。最近はゲームソフトをダウンロードして購入することがほとんどだ。プレイし終わったソフトは消しているので、容量はそれほど必要としない。物理媒体のような管理の煩わしさがないので楽だ。」

それは番組や視聴者に対する皮肉とも取れる発言だったが、80年代からゲームを作っている有名なクリエイター自らがそう語ったことに重みを感じた。もっとも、番組は特に空気を崩すことなく次の話題に移った。本人や周りにとってそれは軽い一言だったろうが、妙なことにそれは私の心に薄く広く響いていった。

昔のゲームを新規にプレイしたり繰り返したりすることは悪くない。過去の思い出にだって何か新しい発見があるかもしれない。前向きな理由があればそれでいい。

しかし時々、無性にひたすら過去の思い出の品や写真を見て浸りたくなることはある。あの頃のあれは良かった。あの頃に戻ってまた体感したい。やり直したいなど。しかし、しばらくそうしていると、この話が思い出される。そして我に返る。今の私に不満はあっても、不自由があるわけじゃない。今は今を積み重ねよう、と。

そんなことを思いながら私はゲーム雑誌と同人誌の山をまとめて捨てに行くのだった。

210816 ゼロの使い魔 (15)(16) 感想

8月も後半に差し掛かろうってのにこうも曇りが続くと、季節感が狂いますね。Summer PocketのREFLECTION BLUE追加ルートの残りをぼちぼち進めているんだけども、8月というのにどうも季節感が一致しない。

15巻巻末の発行年月日を見たら2008年9月30日だって。西暦でいわれてもピンとこないが、13年前というとそんなに前なのかと思う。13年経てば当時の小学生は大学生か社会人になってますからね。

ゼロの使い魔 (15) 感想

ジョゼフ王はともかく、シリーズ初期から黒幕であり対峙してきたミョズニトニルンの最期が、こうもあっけないとは。いやまあ、最期の舞台は整っていたんだけど、展開が速かったのと才人との対決は一瞬で終わったので、ミョズニトニルンが消えたという実感がない。終わりの描写が「爆発の光に包まれて消えた」みたいな感じなので、実は生き残っているんじゃないか。禁書目録基準なら、体の骨が灰になるまで焼き尽くされても謎技術で復活するしな。仮に死んだとすれば使い魔ミョズニトニルンの能力は他の人に移るらしいが、ここまで次なる候補の伏線は見えてないし、先の展開が読めないな。

ガリアは国王以外はまともだったが、ロマリアの情報網は恐ろしい。ガリア王の過去を知っていたからあそこで心理戦に持ち込む賭けに出たんだろうが、王の側近ですら知り得ない過去をロマリア側は知っていたんじゃないかと思うくらいの恐ろしさがある。ロマリア、というよりジュリオの底知れ無さは前々から現れていたが、今作ではいかに諜報に長けていて、それを心理戦に持ち込むのが上手いことか明らかになった。いつしか才人がジュリオと本当の意味で対峙する日が来るだろうか。

ピンナップは才人とタバサが肩を寄せて座っている図。才人の顔はタバサへ向いていないが、タバサの表情は恋する乙女そのもの。才人とルイズのコンビはまだ波乱が続きそうだ。(満足度: 23, 期待度: 23)(2021/08/15)

ゼロの使い魔 (16) 感想

久々に才人の第2ヒロイン、シエスタが登場。ルイズのメイドといってもロマリア編になってから全く登場しなかったし、その間に才人の目は完全にルイズに向いていたので、シエスタが今どういう立ち位置なのか気になっていた。

ピンナップの表は新しい住居の見学に向かう途上で話し合う才人とルイズ、それを後ろから付いて見守るシエスタの図。平和な1日の切り抜きで、まさに今の関係を表していて微笑ましい。

問題は裏面だ。ルイズの他にシエスタ、アンリエッタ、タバサの3人のヒロイン(今でもヒロインと言っていいか分からないが)に囲まれる才人の図。いずれとも才人とかつて「一悶着」があり、今でも少なからず好意を持っている。過去の巻にも似たような図はあったかもしれないが、今回才人に抱きついているのはルイズだけで、ルイズは怒っているわけでなく楽しそうというか、誇らしげなように見える。才人当人は困惑というより、何が起こっているのか実感してなさそうだ。過去の関係を知ってて見てみると、このイラストはどこか奇妙だ。ヒロインたちはただ寄り添っているように見えるが、その中心には才人がいる。2人の女王、アンリエッタもタバサも才人の方を見ていないが、ルイズとしては内心穏やかじゃないに違いない。

それで実際の所、予期していたとおり才人は意図せずアンリエッタと密会してしまい、それを一部始終どころかバッチリ見ていたルイズに逃げられるわけだけど。概略だけ聞けば同じこと何回繰り返すんだと思うが、今回は才人とルイズがそれぞれ冷静さを欠いている中でいかに考えて行動した結果なのかが、克明に書かれている。感傷的な行動だった以前と違って、アンリエッタの気持ちを知った上でねだられたら、才人も一人の男だから迷ってしまうし、ルイズは自己評価が低いものの才人の境遇を配慮しての行動だった。まあその後のことを考える余裕もないまま、危機は突然やってくるわけだが、こう立て続けに何かが起きると、タバサの件のようにロマリアの陰謀なんじゃないかと勘ぐってしまう。トリステイン内にすらアンリエッタにも才人にも反抗勢力がいる中では、あまりに恰好なスキャンダルだ。

まあ周りを考えなければ、両方取るのが3人にとって幸せだと思うが、この世界ではそれぞれの立場が許さないだろう。

後書きはイミフだった。この作者狂ってるわ!(今さら感)(満足度: 33, 期待度: 23)(2021/08/16)

210814 ゼロの使い魔 (14) 感想

集中すれば確かに1冊1時間弱で読めそうだけど、集中力がそこまで長く持つかという点は盲点だった。学生の頃ならそんなことなんとも思わず夕方から夜更けまで読めただろうけど、今は気持ち頑張っても1日2冊が限界かな。

ゼロの使い魔 (14) 感想

メインの見どころは才人とルイズの再会場面と、現代(近代)兵器 vs 古代兵器の戦闘シーンなんだろうけど、私にとっての見どころはアンリエッタとティファニアのルイズに対する心情を描写しているシーンですかね。ルイズの決断とそれを支え後押しした2人の複雑な内心。しかし、踏みとどまらせる猶予を与えない、周りの慌ただしさ。今作は戦が始まる場面にあるんだけど、戦闘の描写は中心になくて、それよりも登場人物たちが状況に翻弄される姿を引き立てている印象でした。

アニメ3期では、ラストシーンということもあるのでしょうけど、心躍る劇的な終わりを迎えるので、それに比べてしまうと原作本巻の演出は見劣りしてしまいますね。あとがきは相変わらずで安心した。(満足度: 23, 期待度: 13)(2021/08/14)

210812 今さらだけどゼロの使い魔 (13) を読む

Image: 210812 今さらだけどゼロの使い魔 (13) を読む

この夏の目標は幾つかあって、一応順調に達成しているんだけども、お盆休み中はゼロの使い魔の未読分を読み切ろうと思っている。作者がお亡くなりになり、最終巻が出てから久しいのだけど、私の中では未完結のまま。本を積み上げたままにしても場所を取って困るので、そろそろ完結させたい。

私は熱しやすく冷めやすい人間なので、シリーズものは一気に読んでもそこから放置か、しばらくしてまた読み出すというパターンが多い。ゼロの使い魔はアニメ2期の終わりと3期の最初あたりまでは原作も含めちゃんと読んでいた記憶があるが、原作11巻とか多分その辺りで止まっている。アニメ3期は一応見たんだけど、やはりこの辺りから新キャラ・新ヒロインあまり登場しなくなり、ロマリアやガリアなどの国家間の対立や陰謀といったきな臭い話が多くなる。実際読むと印象は違うかもしれないが、あらすじだけ聞くと気分的に敬遠したくなる。

ゼロの使い魔 (13) 感想

まず、表紙とピンナップ絵のデート気分なルイズがカワイイ。それだけでもう良い気分になれる。と言うのは感想になってないので何か書かないといけないんだけど。

13巻はロマリア国の実体やガリア国王の裏の顔が露わになるが、最大のポイントは才人とルイズのそれぞれの心情描写だろう。シリーズ初期より佳境で度々問題になっているように、才人とルイズの互いに思いやる気持ちから生じる行き違いが、ここでもまた発揮されている。才人は若干自己犠牲の節があるし、ルイズは自分の気持ちに蓋をしてしまいがち。ただ、それぞれの立場に立ってみれば同情の余地があり、もどかしい気分になる。この関係性がどこに行き着くのか続きが気になる。(満足度: 23, 期待度: 23)(2021/08/12)